岡市 尚士

岡市 尚士

2019.03.29

プロレス好きのバンドマンが柔術黒帯になるまで 第16話「週刊プロレス」

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初試合の決勝戦で青森の強敵に心を折られた1991年、小五の秋(参照

自分の弱さを突きつけられた俺は「強くなりたい!」と以前にも増してレスリングやプロレスに執着するようになりまして

そして親父とこんな条約を交わす事に成功しました。

「毎週プロレス雑誌を買ってもらえる」

これは単純に親父も読みたいから反対しなかっただけだと思うんですが。とにかく利害関係が一致した時の親父は頼もしかった。

ジャッキーチェンとかキョンシーブームだった頃はビデオ借りたいからササキデンキまで車で乗せて行ってと頼んでも石像のごとくビクともしなかった親父

それが対象がプロレスになるとどうでしょう。

全ての対応がスムーズ!なんせ他人の事にはとことん非協力的なのに自分のことには一生懸命な人ですから(笑)同じ目的を持った時にこんなに頼もしい存在はありません。

そうやって買ってきてもらった週刊プロレス

あの日と変わらぬプロレス雑誌特有のインクの匂い

表紙の川田利明をめくってダイブした活字のオアシスは情報に飢えていたカラダを満たしてくれました。

誌面に足を踏み入れてまず驚いたのが団体の多さ!

新日本、全日本、この頃テレビでよく見かけるようになった大仁田厚のFMW

だけじゃなかった。

  • 新日本プロレス
  • 全日本プロレス
  • FMW
  • プロフェッショナルレスリング藤原組
  • UWFインターナショナル
  • リングス
  • SWS
  • W★ING(→W★INGプロモーション)
  • ユニバーサルプロレスリング
  • 全日本女子プロレス
  • ジャパン女子プロレス

全11団体!

この頃は「プロレス戦国時代」と呼ばれ始めていた時期なんですが、この11団体は突発的にボンッ!と現れたわけではなく、古くは力道山の日本プロレスから独立した猪木と馬場のそのまた子孫達が、様々な事情から枝分かれしていった背景や歴史があり

毎週、読み漁っていくほどに、その点と点が繋がっていくのも、これまた魂を揺さぶるわけですよ。

数年前までUWFという団体がブームになっていて最近それが三派に別れたんだが、元々そのUWFは新日本プロレスにいた猪木の弟子達で作られたこと

長州は一度、新日本を辞めてジャパンプロレスというのを作り全日本に乗り込んだのに、また新日本に帰ってきたこと

一年前の1990年、天龍を始めとし全日本だけじゃなく新日本からも多くの選手が大量離脱してSWSが出来たのはかなり大事件だったこと

「なるほど!だからあの時期、全日本プロレス中継に出てたはずの長州が今は新日本に出てるのか!」とか

「今の全日本プロレス中継に天龍とかカブキが出てないのはそういう理由だったのか!」とか

合点が行く事がたまらなく快感で、多感な小学五年の血管には毎週のようにテレビだけでは知り得ない底面に沈んだ細かい情報までが次々と送り込まれ

俺の細胞は次第にプロレス仕様に変異します。

そして、もしもこの矛先が勉学だったらとんでもなく大変優秀な生徒に成長していただろう、そんな未来のプロレス博士号取得間違いなしの俺の目に

レスラーの凄さを測算出来るこんな記事が飛び込んできました。

中牧昭二という人が、なにやら大仁田厚率いるFMWに入団を希望してるんだけど年齢が30代半ばでプロレスラーを志すには遅過ぎるため入団を断られてると

でも諦めきれなくて会場にしつこく直訴しにくる彼の熱意に押された大仁田は入団テストの代わりにスクワット3000回を中牧氏に命じるんですね。報道陣の前で

でも途中で、へばってしまって立てなくなるんです。そこに大仁田がバケツの水ぶっかけるんですけど

なんだこのスクワットって?!

わが山田レスリングクラブでは筋トレが子供に及ぼす様々な影響を考慮し、スクワットだけではなく筋トレそのものをほとんどやっておりませんでした。

親父の話だと新日本プロレスのレスラー達は、これを毎日3000回やってるとか

とりあえず中牧昭二氏のフォームを参考にスクワットをやってみました。

おおおおお、…きつい!!

50回くらいが限界でした。

てか、これ3000回もやってんの?!

すげーな、あの人達!!

そしてスクワット3000回出来るようになればプロレスラーになれるんだなと勝手に解釈し、

ハッとしました。

…プロレスラーになりたがっている自分がいる。

とりあえず、その胸の内は置いといて

今日50回出来たから明日から一回ずつ増やしていけば単純計算して八年後には3000回近く出来るようになっているはずと

翌日からスクワットを始めました。

一週間も続きませんでした(笑)

思考回路も単純ならメンタルは人並み以下

「物事を続けるって難しい」という壁にぶつかったけど

「目を逸らした」…そんな小五の秋でした。

つづく

次回「アントニオ猪木

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この記事を書いた人

岡市 尚士

岡市 尚士

ブラジリアン柔術黒帯。第17回茶帯全日本ブラジリアン選手権大会優勝。茶帯全日本マスターズ選手権優勝、茶帯全日本ライトフェザー級2位、JBJJF全日本マスターズ選手権マスター1紫帯ライトフェザー級優勝、全日本コンバットレスリング選手権大会/58キロ級3位、レスリング岩手県高総体/52キロ級準優勝、レスリング岩手県民体/56キロ級準優勝、レスリングジュニアオリンピックカップ/48キロ級3位と多彩な実績を持つ。

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