岡市 尚士

岡市 尚士

2019.02.22

プロレス好きのバンドマンが柔術黒帯になるまで 第6話「1980年代カルチャーの光と闇」

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「お母さんジャッキーチェン好き」

(前記事参照)

 

こう言い放ったお母さんに、数年後せっかく新作1泊2日→1週間レンタルOKになるタイミングを待って、ようやく借りてきたジャッキーチェン「奇蹟/ミラクル」を1泊だけで勝手にビデオ屋に返却されて「くそっ!!ぶっ殺すぞ!!」が出るほど憤慨するくらい息子はジャッキーチェンを好きになるわけです。

母親に暴言を吐いてまで魅力されたジャッキーチェンはじめ1980年代は多ジャンルが栄華を誇った時代でした。

 

その反面、言い方は良くないですけど多くの情報弱者を生み出した時代であったとも言えると思います。

地域や環境によって浴びられるカルチャーの量に明らかな格差がありました。

 

ジャッキーにおいても彼の主戦場は本来テレビではなく映画館。でも当時、岩手県で映画館っていったら盛岡にしかない。田の浜から車で3時間ですよ。

いつも怒ってました。テレビCMで「霊幻道士2」だの「サンダーアーム/龍兄虎弟」だの魅力的な映画の情報だけは流れてくるわけですよ。純真な6歳の心を煽動するだけして刺激しまくっておいて。でも車で3時間ですから。親に頼んでも絶望的に受け付けてくれないし。同じ岩手県なのに!バカにしやがって!

 

だからのちのちの人生で子供のころ生活圏内に映画館があったという層達に出会うんですけど、この人達が羨ましくて仕方なかった。

 

そんな環境下において心強い味方だったのは田の浜から車で15分。山田町内にあるレンタルビデオ業も兼ねた電器屋さん。

「ササキデンキ」

だから当時の俺らにしたら映画って=レンタルビデオなんですよね。

でも頻繁には行けないし。1度で何本も借りれないから。パッケージを眺めて想像して次回以降に借りたいリストを順立てて。

だからササキデンキ行ける!ってなったらイェーイ!ですよ。大イベント。聖地でした。

 

なので普段はもっぱらテレビに頼るしかなかった。しかし兄姉のいる友達と違って長男の俺には情報を投与してくれる存在がおらず。毎日、新聞のラテ欄にアンテナに引っかかりそうなワードがないか隅々まで細かくチェックしてました。

 

でもこのテレビも憤慨の元凶になり得ることがあって。

当時、岩手県の民放テレビ局は「TBS 」系列と「日本テレビ」系列の2局しかなかった。

 

フジテレビとかテレビ朝日がないんです。

 

フジとか朝日がない事でどんな弊害があるかというと

・ドラゴンボールが2週遅れ。夕方に放送。

・笑っていいともが平日夕方に放送。

・オレたちひょうきん族が土曜夕方に放送。

・アニメがコロコロ、ジャンプなどの少年誌でお知らせされてる放送日時にやらない。

・視聴者プレゼントの締切日がとっくに過ぎている。

・番組からのお知らせの「一部地域をのぞく」の「一部地域」がまさに俺たち。

 

番組が遅れて放送されるのはまだ百歩譲れるとしても。

 

この「締切日がとっくに過ぎている」のと「一部地域」にはひどく傷ついた。

なんかすげー蔑ろにされてる感じに腹わたが煮えくり返ってました。

こういうのを親たちに「何で?!」って。「お前らは噛みつかないのか?!今しかないぞ俺たちがやるのは!」って提起しても「田舎だから仕方ない」という虚しい回答しか返ってこず。革命戦士の嘆きは田の浜の空に消える日々でして。

 

こんな日常を送るたびにそれまで「お母さんといっしょ」の中なら「ぽろり」一択だった優しい少年の心に暗黒面が少しづつ宿るようになり。

「田舎バカにしやがって!何が都会だ!」との勝手なヒガミから生じた「都会」という仮想敵を持ってしまったことで、それまで嫌いだった田の浜の風土に対して連帯感が芽生えはじめ。やがて良くも悪くも田の浜らしい人間に成長していくわけです(笑)

 

ところが逆風ばかりではありませんでした。

小学校入学と同時に春の追い風が吹き荒れます。

敬愛するジャッキーチェンの少年期からの先輩サモ・ハン・キンポーが着火した導火線が日本で大爆発したのです。

 

つづく

次回「キョンシーブーム」

 

 

 

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岡市 尚士

岡市 尚士

ブラジリアン柔術黒帯。第17回茶帯全日本ブラジリアン選手権大会優勝。茶帯全日本マスターズ選手権優勝、茶帯全日本ライトフェザー級2位、JBJJF全日本マスターズ選手権マスター1紫帯ライトフェザー級優勝、全日本コンバットレスリング選手権大会/58キロ級3位、レスリング岩手県高総体/52キロ級準優勝、レスリング岩手県民体/56キロ級準優勝、レスリングジュニアオリンピックカップ/48キロ級3位と多彩な実績を持つ。

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