「永島、ドームは空いてるか?よし押えろ!」
新日本プロレスに参戦した山崎一夫の移籍問題で揉めた渦中で行われた長州力と高田延彦の電話会談
話が決裂してドーム決戦へ
…っていう強引にもほどがあるストーリーがあったにしても異常なまでに盛り上がったわけです。
新日本プロレスvsUWFインターナショナル。1995年10月9日東京ドーム
一般的にはには長州力の「キレちゃいないよ」が有名だと思いますが。その他の顔ぶれも凄いです。
第一試合でケンドーカシンになる前の石澤常光の三角絞めに敗れたのは、5年後にホイスグレイシーを破って世間の脚光を浴びることになる桜庭和志とか
13年後にヒール転向するけど、まだ中途半端なキャラだった頃の飯塚高史と対戦したのは「帝王」と呼ばれるよりもっと前の黒髪でスリムだった頃の高山善廣とか
そんな伝説の一日を締めた「武藤敬司vs高田延彦」は、この四半世紀に渡って多媒体で語り継がれ過ぎてて今さら脚色のしようがないので割愛しますが
そんな伝説の興行をリアルタイムで体感して
初めて「風」のようなものを感じました。
それまでプロレスはあくまでも割とオタク寄りのコンテンツだったのに「あれ?世間の日の目を浴びてる!」っていう
それまで、プロレス村で起きた出来事って、割とプロレス村の中だけで完結してたというか
どんだけ盛り上がって、よその村に一瞬飛び火しても燃え広がるまでに至らない。
1991年(平成3年)から村に来た者としては80年代の前半〜中盤ぐらいまでの初代タイガーマスク旋風とか長州力全日本プロレス参戦とかの一連のブームって、かつて炭鉱で栄えた廃墟くらいに思ってて。もうこの村にはかつての栄華は訪れないだろうと
そしてダサいとかクサそうとか、女にモテなそうとかそういった世論とも最初のうちは闘ってましたけど、もうそういうもんと割り切ってましたし
それが今回の武藤高田フィーバーぶりと来たら!
明らかにいつもと違う。
どうだ見たか!プロレスすげーだろっ!って、周りのみんなに唾飛ばしながら自慢したい気持ちになったのは初めてでした。
そしてこの抗争中、もうひとつの物語がありまして
小学生の頃からずっと背負っていた「夢はプロレスラー」という十字架を、ひっそり降ろしました。
と言いましても、なんてことはない。ブルーハーツに傾倒し始めてバンドマンへの憧れが単に強くなってきただけのことで、本当ろくでもない(前記事参照)
あとそれに加え、目の前に「宮古商業レスリング部3年間の長旅」を用意され
ようやく目が覚めたというか
心が折れたというか
だって「プロレスラー」っていう職業はですよ、新日本プロレスに限らず、みちのくプロレスも、山田恵一コースも全部
宮古商業レスリング部の3年間の向こう側にあるもの
誰もが知ってることですけど中学、高校の3年間って、果てしなく長い。
んで、その先にようやくプロレス大山脈の麓が見えてくるのだとしたら気が遠くなるどころの話ではない。
そんなの当たり前だろ!
と書いててイライラしてくるほどの甘ったれなんですけどブルーハーツは全力で肯定してくれました。
ブルーハーツの世界の登場人物はロクデナシだったりクズ共だったり
プロレスの価値観であれば、東京ドーム6万7000人の注目を浴びている武藤敬司の腰に光輝くIWGPヘビー級王者こそ険しき大山脈の頂点で、それを目指す超人達の物語がプロレスの世界観のひとつです。
しかしブルーハーツのソレは「等身大」
もしくは「それ以下」
目指すべきゴールなんてものは無い。
どこにもいかない。ずっとここにいるという概念。
ベース河ちゃん作詞作曲の「真夜中のテレフォン」って曲があるんですけどブルーハーツは受話器片手に「ドーム押さえろ!」とは言いませんから(笑)
そしてなんといっても彼ら最大の功罪は、我々みたいな凡人達を「その気にさせた」ことでしょう。
なんだか俺にもやれそうな気がしてくる!
うおおおバンドやりてえええ!ってなってた少年達は全国各地でも沢山いたでしょうね。
と思ったら、近くにいた。
鹿野達は、近隣の山田高校に行く予定で
んでバンドやるとかって言ってるのです。
内心、うらやましかった。
そんな時、俺には宮古商業レスリング部からの
「招集令状」が正式に届きました。
つづく
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この記事を書いた人
岡市 尚士
ブラジリアン柔術黒帯。第17回茶帯全日本ブラジリアン選手権大会優勝。茶帯全日本マスターズ選手権優勝、茶帯全日本ライトフェザー級2位、JBJJF全日本マスターズ選手権マスター1紫帯ライトフェザー級優勝、全日本コンバットレスリング選手権大会/58キロ級3位、レスリング岩手県高総体/52キロ級準優勝、レスリング岩手県民体/56キロ級準優勝、レスリングジュニアオリンピックカップ/48キロ級3位と多彩な実績を持つ。
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