岡市 尚士

岡市 尚士

2019.06.07

プロレス好きのバンドマンが柔術黒帯になるまで 第36話「武藤敬司と甲本ヒロト」

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「永島、ドームは空いてるか?よし押えろ!」

新日本プロレスに参戦した山崎一夫の移籍問題で揉めた渦中で行われた長州力と高田延彦の電話会談。

話が決裂してドーム決戦へ。

っていう強引にもほどがあるストーリーがあったにしても異常なまでに盛り上がったわけです。

新日本プロレスvsUWFインターナショナル。1995年10月9日東京ドーム。

一般的にはには長州力の「キレちゃいないよ」が有名だと思いますが。その他の顔ぶれもすごいですよ。

5年後にホイスグレイシーを破って世間の脚光を浴びることになる桜庭和志が第一試合でケンドーカシンになる前の石澤常光の三角絞めに敗れていたり。

ヒール転向なんて13年も未来の話でまだ村上和成とも出会っていない中途半端なキャラだった頃の飯塚高史と、帝王と呼ばれる前の黒髪でスリムだった頃の高山善廣のシングルとか。

そんな伝説の一日を締めた武藤敬司vs高田延彦はこの四半世紀に渡って多媒体で語り継がれ過ぎてて今さら脚色のしようがないので割愛しますが。

肌感覚で感じたのは。初めて日の目を浴びるっていう瞬間を味わったことでしたね。

それまでプロレス村で起きた出来事って割とプロレス村の中だけで完結してたというか。どんだけ盛り上がって他所の村に一瞬飛び火しても燃え広がるまでに至らない。

1991年(平成3年)から村に来た者としては80年代前半〜中盤ぐらいまでの初代タイガーマスク旋風とか長州力全日本プロレス参戦とかの一連のブームって、かつて炭鉱で栄えた廃墟くらいに思ってて。もうこの村にはかつての栄華は訪れないだろうと。

そしてダサいとか。クサそうとか。女にモテなそうとか。そういった世論とも最初のうちは闘ってましたけど、もう割り切ってましたし。

それが今回のフィーバーぶりが明らかにいつもと違うなと。どうだ見たか!すげーだろっ!って唾飛ばしながら自慢したい気持ちになったのは初めてでした。

そしてこの抗争の真っ只中もうひとつの物語がありまして。

小学生の頃からずっと背負っていた「プロレスラーの夢」という十字架をひっそりと降ろしたことでした。

と言いましても、なんてことはない。ブルーハーツに傾倒し始めてバンドマンへの憧れが単に強くなってきただけのことで。本当ろくでもない。(前記事参照

あとそれに加え。目の前に宮古商業レスリング部3年間の長旅を用意されてようやく目が覚めたというか。心が折れたというか。

新日本プロレスに限らず。みちのくプロレスも。山田恵一コースも。全部その宮古商業レスリング部の3年間の向こう側にあるもの。

誰もが知ってることですけど中学、高校の3年間って果てしなく長い。その先にようやくプロレス大山脈の麓が見えてくるのだとしたら気が遠くなるどころの話ではない。

そんなの当たり前だろ!と書いててイライラしてくるほどの甘ったれなんですけどブルーハーツは全力で肯定してくれました。

東京ドーム6万7000人の注目を浴びている武藤敬司の腰に光輝くIWGPヘビー級王者こそ険しき大山脈の頂点で、それを目指す超人達の物語がプロレスの世界観のひとつであるとするならば。

ブルーハーツの世界の登場人物はロクデナシだったりクズ共だったり。

等身大、もしくはそれ以下。そして目指すべきゴールなんてものは無い。どこにもいかない。ずっとここにいるという概念。

ベース河ちゃん作詞作曲の「真夜中のテレフォン」って曲があるんですけどブルーハーツは受話器片手に「ドーム押さえろ!」とは言いませんからね(笑)

そしてなんといっても彼ら最大の功罪は凡人達をその気にさせた事でしょう。なんだか俺にもやれそうな気がしてくる。自分に都合良く勝手に解釈して燃えてるだけなんですけど。うおおおバンドやりてえええってなってた少年達は全国各地でも沢山いたでしょうね。

と思ったら近くにいた。

近隣の山田高校に通うらしい鹿野達が高校行ったらバンドやるとかって言ってるのです。

まじでか・・

内心うらやましかった。

俺には宮古商業レスリング部からの招集令状が正式に届いたばかりでした。

つづく

次回「デスペラード」


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岡市 尚士

ブラジリアン柔術黒帯。第17回茶帯全日本ブラジリアン選手権大会優勝。茶帯全日本マスターズ選手権優勝、茶帯全日本ライトフェザー級2位、JBJJF全日本マスターズ選手権マスター1紫帯ライトフェザー級優勝、全日本コンバットレスリング選手権大会/58キロ級3位、レスリング岩手県高総体/52キロ級準優勝、レスリング岩手県民体/56キロ級準優勝、レスリングジュニアオリンピックカップ/48キロ級3位と多彩な実績を持つ。

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