「プロレスラーになりたい!」とついに大風呂敷を広げた俺でしたが、未来の入門テストへの第一歩「筋トレ」特にスクワットを毎日、続けるって難しい…!

バイブルとしてるアントニオ猪木の本を読んでヤル気が出た時はやるけど(前記事参照

でも放っておくと、次の日やらない。気がつくとアレもうしばらくやってねぇ

という誰しもが持っている「人間の弱さ」みたいなものに気付いてしまった1992年、小六の春。

筋トレの習慣化は難しいけど、その反面

「対人練習」いわゆるスパーリングとか技研究はレスリングを始めた時からずっと大好きで

週末しかない山田レスリングクラブの練習以外にも、放課後は同級生達でプロレス、家では弟を相手にレスリングもプロレスもミックスで研究

そんな毎日の中で、どうやら俺は「サブミッション」が、″闘癖″なのかもしれないと自覚しました。

それは忘れもしない1992年4月。新日本プロレス両国国技館興行において当時勃発していた「誠心会館騒動」の遺恨決着最終戦の第一局で

小林邦昭が齋藤彰俊を葬った「チキン・ウイング・アームロック」という技の、非常にロジカルなディティールに釘付けになりまして

ビデオを何回も巻き戻しして、弟を相手に何回も練習して習得した、自身初の関節技であるこのチキンウイングアームロックが

「キムラ」という日本人の名字みたいな技名でブラジリアン柔術の世界では親しまれているという事を知るのは、これから10年以上先の話になります。

そんな感じで日々、研究を進めるうちに立った状態でバックを取られたところからでもチキンウイングアームロックに切り換えれる事がわかったり(後年、桜庭和志がヘンゾグレイシーにやったアレです!)

他にも「脇固め」は”がぶられた”状態からスイッチする時に入れることを発見したり

「ロメロスペシャル」や「STF」は完成系より前の段階の、″脚責めポジション″の方が、かえって体重が乗ってるから痛いことを知ったり

サブミッションっておもしれえ!って小六にして咲き始めておりました。

ちなみに実験台である弟が体調悪い日、イヤがる妹を起用したエピソードを綴った記事はこちらです。

そしてレスラータイプの嗜好にも変化が生じます。

プロレスへ来るキッカケこそ闘魂三銃士、馳&健介、ライガー、三沢光晴、小橋健太あたりの「華やかさ」に魅せられました。

しかしその後、猪木、越中詩郎の「ヒューマニズム」でよりプロレスの深みにハマってしまった小六は

華やかさ、ヒューマニズムのもっと奥にある

「技巧派」の領域にまで視界が広がりました。

「ワールドプロレスリング」エンディングとして使われるダイジェストシーンで数秒しか登場しない木戸修の絶妙な切り返し技

「全日本プロレス中継」では放送されないけど週刊プロレスでは評価の高い渕正信のネチネチした白黒写真

ビデオ屋で借りてきた第2次UWFでの、ほとんど打撃は繰り出さないけどいつの間にか関節技を極めている同郷・岩手の大先輩/藤原喜明

この人達の「なるほど!」の瞬間、もっと観たい!

それなのに中々、観れねえんだ!こういう人達

そりゃそうだろ!船越小学校の友達は武藤、ライガー三沢、小橋健太とかだろ?!

木戸修を観たそうな奴、他にいるか?

それが全てだ〜。

カールゴッチ門下生はいつの時代も数字に負ける…

そんな時、神風が吹きました。

我が家がWOWOWに加入したんです!

おおおお!親父グッドジョブ!

当時WOWOWでは、女子プロ団体「JWP」

そして第二次UWF解散後の前田日明によって設立された「リングス」を放送しており

特にリングスでは木戸修とか藤原喜明みたいなタイプの外国人選手がたくさん居るんですよ!

そう!これこれ!

欲してたものがリングスには揃ってる!

なんせ世界中から異なる格闘術が集まっていますからまさに発想の品評会。毎試合デモンストレーション

中でも「ヴォルク・ハン」は我々プロレス人間をサブミッションの新天地に連れて行ってくれたと思います。

時折、天井からのアングルでリングを映してくれるのも技が見やすくてありがたかった。

この細部まで技のディティールを確認できるリングスのおかげで俺の寝業偏差値は格段に引き上げられたと思います。

クロスヒールホールドとか蟹バサミからの膝十字固めとかコピーしてましたからね。

ヴォルク・ハン以外にもアンドレイ・コピィロフとかグロム・ザザとかグラップラー(組み技主体の選手)に酔いしれてて

そんな息子を見て、母親は「あの時すんなりボクシングか空手を習わせていたら良かったぁ」と後悔しても何らおかしくない狂いっぷりだったと自負しています。

新日本プロレスの、ストロングスタイルか…

リングスで、グラップラーになるか…

将来どっちに入ろうか真剣に悩み始めてて(笑)

そんな気狂い小学生の前に、また新たなヒーローが登場しました。

IBC岩手放送のローカル番組で、岩手県出身の無名の若いプロレスラーが取り上げられたのです。

つづく

次回「東北の英雄

※余談ですがGoogleで「チキンウイングアームロック」と画像検索すると上位に高田馬場道場の練習風景が出てきます。(2019年4月現在)

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この記事を書いた人

岡市 尚士

岡市 尚士

ブラジリアン柔術黒帯。第17回茶帯全日本ブラジリアン選手権大会優勝。茶帯全日本マスターズ選手権優勝、茶帯全日本ライトフェザー級2位、JBJJF全日本マスターズ選手権マスター1紫帯ライトフェザー級優勝、全日本コンバットレスリング選手権大会/58キロ級3位、レスリング岩手県高総体/52キロ級準優勝、レスリング岩手県民体/56キロ級準優勝、レスリングジュニアオリンピックカップ/48キロ級3位と多彩な実績を持つ。

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