岡市 尚士
プロレス好きのバンドマンが柔術黒帯になるまで 第17話「アントニオ猪木」
週刊プロレスの中牧昭二氏の記事を読んで、俺も明日からやると誓うも一週間も続かなかったスクワット(参照)
そもそもレスリング競技の勉強のつもりで最初勘違いから見始めたプロレスだったのに
…いつのまにかレスリングを逆転してて
まあ見事なプロレス人間としてすっかり完成した感のある1992年初頭、小五の冬休み
このプロレスというコンテンツは非常に罪作りでして根性のない少年に無責任に大志だけは抱かせます。
特に新日本プロレス創始者・アントニオ猪木
「少年よ、大志を抱け」という言葉がありますが、この日本において猪木の影響で勝手に大志を抱いた人数はクラーク博士の比ではないでしょう。
そんなアントニオ猪木の試合を初めて観たのは1992年(平成4年)1月4日「超戦士IN闘強導夢」
今では毎年恒例になってる″イッテンヨン″こと1月4日に東京ドーム興行が行われた最初の年です。ちなみに「闘強導夢=とうきょうどーむ」と読ませますがホントよく出来た名前ですよね。夢に導くですから
さて初めて観た猪木の試合ですが正直言ってあんまり響きませんでした。むしろ対戦相手の馳浩の元気さの方が目立ってて
まあ政界進出を機に、試合から遠ざかって三年くらい経ってましたからね。
それよりもこの試合までのサイドストーリー※に完全に負けていたと思います。
(※猪木vsタイガージェットシン発表後、すでに別の試合に組み込まれていた馳浩が突然「猪木会長とやらせてください」と迷惑極まりない行動に出る。まずはシンに許可を取るためカナダのシン邸まで直談判に行くもスーツのまま沼に突き落とされる。折衷案として後日、山口県の巌流島にてストリートファイトマッチを決行し、勝った方が猪木と試合できる)
という今思い返してみてもむちゃくちゃ過ぎるサイドストーリーには誰も勝てませんよ(笑)
しかし初見の小学生に猪木の旨味をこの1.4東京ドームだけで味わえって、そりゃあ無理な話で
アントンすげー!ってなったのは、そろそろテレビで録画したプロレスでは飽き足らずレンタルビデオ屋から果ては週刊プロレスの読者コーナーまで、あらゆる可能性を駆使して
旗上げ戦の「vsカールゴッチ」から今日までの新日本のビデオを収集するようになってからです。
もう昔の猪木がかっこいいのなんの!!
特に、馳浩じゃなく本来ドームで試合する予定だったタイガージェットシンとの抗争で狂虎以上に狂っていたかと思えば、ボクサーや空手家達と異種格闘技戦を繰り広げていた70年代の猪木なんか最高です。
もちろん、過去映像を漁っていると新日黄金期と呼ばれていた80年代初期の初代タイガーマスク(佐山聡)とか藤波×長州の名勝負数え唄にもシビれますよ!
でも猪木のヒューマニズム全開のそれは時空を超えて田舎の小学生の魂を揺さぶり、日本全国に熱狂的な信者を持ち、そして後世のレジェンド達に「結局は猪木さんが一番」と言わしめるほどの何かがありました。
そして身近なところにも猪木信者が
親父の本棚から発見しました。
苦しみの中から立ちあがれ/アントニオ猪木(1983)
この本のせいですよ。
「俺、プロレスラーになりたい!」って意識しはじめた大きな要因が詰まってる俺のバイブル(笑)
もうヤル気の出る事しか書いてないんですよ!
わかりやすい自己啓発本(笑)
これ読んだあとだけ猛烈にモチベーションが上がって筋トレするんですよ!そん時だけね(笑)
スクワット50回が一週間も続かないくせに
そのくせ風呂敷だけはやたらとデカイ
そんな大風呂敷でもって将来、飛び出してしまうもんだから一寸先はハプニング人生を送るハメになってしまうんだからな!
もちろん猪木は責任なんか取ってくれないぞ!
そんな、あまりにもデカ過ぎる大志を抱いてしまった俺が馬鹿なのか…
このプロレスというコンテンツが罪作り過ぎるのか…
でも日本中にたくさん居るだろうな、俺みたいな馬鹿
そして、どこまでも無責任なアントニオ猪木は後年、詩集を発表します。
タイトルは「馬鹿になれ」
ホントこの人生どうしてくれんだ!バカヤロー!
つづく
次回「サブミッション」
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この記事を書いた人
岡市 尚士
ブラジリアン柔術黒帯。第17回茶帯全日本ブラジリアン選手権大会優勝。茶帯全日本マスターズ選手権優勝、茶帯全日本ライトフェザー級2位、JBJJF全日本マスターズ選手権マスター1紫帯ライトフェザー級優勝、全日本コンバットレスリング選手権大会/58キロ級3位、レスリング岩手県高総体/52キロ級準優勝、レスリング岩手県民体/56キロ級準優勝、レスリングジュニアオリンピックカップ/48キロ級3位と多彩な実績を持つ。
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