岡市 尚士

岡市 尚士

2020.04.29

東京ドームで華々しくデビューした大型ルーキーがアレだったパターンを思わせる僕ら新生コーチガリーの初ライブ 「プロレス好きのバンドマンが柔術黒帯になるまで/第102話」

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皆様いかがお過ごしでしょう。

5名のコロナ感染者を出した近所のサミットは俄然、営業停止中なんですけど

我が家はなんとか、今日もまた生きれておりますので前回(こちらから)の続きを書きましょうかね。

ところでみなさん「1、2、3、ダーッ!!」って知ってますよね?

今や国民的なフレーズとなりましたが

1990年2月10日、新日本プロレス東京ドーム興行に於ける全試合終了後の〆の挨拶として、アントニオ猪木がコレを初披露した際っていうのは

テレビ越しにも「???」な会場の空気が感じられるほど衆の反応は、ハッキリ言って微妙でした。

他にも「出る前から負けること考えるバカいるかよ!」とインタビュアーにかました猪木のビンタとか

橋本真也の「時は来た!」とか

あとは全日本プロレスからジャンボ鶴田や天龍源一郎、そして2代目タイガーマスクだった頃の三沢光晴が越境参戦してたり

実に歴史的な大会となったわけですけど

この日

当時の日本国民であれば

誰でも知ってる存在がプロレスラーとしてデビューしました。

第60代横綱・双羽黒

こと北尾光司

デビュー戦が東京ドームという破格の扱いなんですけど

まあ横綱だった国民的存在ですから、それも頷けます。

国民の期待を一身に背負い

レーザービーム照明による舞台演出に乗って

髪に黄色のメッシュ、サングラス、これでもかと鋲が打ち込んである革ジャン、雷をモチーフとしたかのような黄色のコスチューム

そんなカッコよすぎる出で立ちでドームの花道に姿を現した元横綱

リングサイドに座る ″プロレスの鉄人″ことルーテーズと抱擁してから、リングへ

トップロープを掴んで華麗なジャンプでリングイン!

そして、、対戦相手のクラッシャーバンバンビガロを指差した!

あれから13年後の2003年

下北沢ガレージで新生コーチガリーとしての初ライブを終えた俺は

なぜか、そんな北尾光司のことを思い出しました。

いや、コーチガリーと北尾光司って全然、関係ないんですけど、、なんでかな、、

まあ、それはさておき

やっぱりBOSTON☆CLUB BANDだったっていう驕りがあったよね〜、間違いなく

ボストン時代のコネを存分に活かして

ガレージ側も気を遣ってくれたのか、良いイベントにブッキングしてくれて

それまでライブハウス界隈ではミステリアスな存在だったケンゾウがギタリストとして参加するんじゃないか?!って噂も手伝って

デビュー戦から満員御礼

ボストン時代のお客さんのほとんどが駆け付けてくれましたし

それどころか、もう少し頑張ればワンマンライブ出来んじゃねえの?!、、ってぐらい

100人近くは来てくれたんじゃないですかね。

そんな華々しい再デビューを飾った

新生コーチガリーが

・・酷評に次ぐ、酷評の嵐!!

終演後に回収したアンケートでも

なんでボストンやめたの?

ボストンの頃の方が良かったのに

ボストンに比べて・・

歌もギターも

ボストンの、、、

ボストン、ボストン、うるせーな!!

いや、期待を高めすぎた我々も我々だけど

期待を持ちすぎたアンタらもアンタらだよ!

ね!北尾光司さん

俺ら何も悪くないですよね?!

結局、初回で来てくれた100人近くの動員は

2回目のライブから、ほぼゼロになった。

それどころか期待を高め過ぎた分、かえってマイナスからのスタートだぞ?

参ったな

やっぱり、前座から

丸坊主、黒パンツ、黒シューズのヤングライオンからやれば良かったのかなぁ

そして心底、思い知らされましたよ。

ボストンは俺のチカラで持ってたんじゃなかったんだという事を

天狗の鼻は木っ端微塵に粉砕されましたよね。

そして、ちょうどこの頃

俺が抜けたあとのBOSTON☆CLUB BANDのライブを観る機会があったんですけど

やべえ・・

か、かっこいい・・

俺のあとに入ったミチルも馴染んでるし

・・やっぱりボストンやめなきゃ・・

、、なんて思ってはダメだ!

意地でもそれだけは思っちゃダメ!

むしろ打倒BOSTON☆CLUB BAND!くらい闘志燃やして

また新弟子から始めるくらいの覚悟でやんなきゃダメだろ!

環境を変えて再出発するってそういう事だからな?!

幸い、救いだったのは

BOSTON☆CLUB BANDとコーチガリーの目指すバンド像が違いすぎて

市場がかぶらなかったので、お客の取り合いみたいな事にならなかったのは、それは本当に後々良かった。

そして今はマイナスからの再スタートかもしれないけど、大丈夫。

たとえばラーメン屋が「明日からイナゴの佃煮屋として頑張ります!」と事業展開をまるっきり変更したとしたら

ラーメン好きは来なくなりますけど

世の中にはイナゴの佃煮を好きな人っていうのは確実に存在していて、そういう人達が全国各地から集まってきますから。

だって今ではアントンが「行くぞーーっ!!」と唱えれば

日本中が思わず「1、2、3、ダーッ!!」とやっちゃうアレだって、最初は全国に微妙な空気を流したんだから!

だから、今がいくら酷評の嵐だろうが

「この◯◯野郎!」なんてサジを投げてはいけません!

新弟子から始めるつもりで長く続ける事が大切なんです。

そんな、天気を読み間違えて、逆風の夜に出航することになってしまった新生コーチガリーの船出の続きは

また明日か明後日!

生きてたら書くぞ!

つづく

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この記事を書いた人

岡市 尚士

岡市 尚士

ブラジリアン柔術黒帯。第17回茶帯全日本ブラジリアン選手権大会優勝。茶帯全日本マスターズ選手権優勝、茶帯全日本ライトフェザー級2位、JBJJF全日本マスターズ選手権マスター1紫帯ライトフェザー級優勝、全日本コンバットレスリング選手権大会/58キロ級3位、レスリング岩手県高総体/52キロ級準優勝、レスリング岩手県民体/56キロ級準優勝、レスリングジュニアオリンピックカップ/48キロ級3位と多彩な実績を持つ。

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