ファイティングラボバンコクの小林準です。
キックボクシングの現役時代に1ヶ月で10kg減量していた話です。
現在はバンコクでムエタイの指導をしていますが、
3年前までは日本でキックボクサーをしていました。
今までに
✅ボクシング(アマチュア) 1戦
✅キックボクシング(アマチュア) 15戦
✅キックボクシング(プロ) 30戦
少なくとも46回は減量してきたことになります。
かなりしんどかった減量もあれば、スムーズに落ちた減量もあり、試合はもちろんのこと減量も今となってはいい思い出です!笑
1ヶ月で約10kg減量していた話!
通常時の体重が約78kgなのですが、試合は
ウェルター級(66.68kg)、
スーパーウェルター級(69.85kg)、
ミドル級(72.57kg)で、
スーパーウェルター級を中心に毎回約8kg〜10kgくらいの減量をしていました。
70kg前後だと中重量級になり、ちょうどレベルが同じくらいで試合のタイミングが合う対戦相手が見つからなかったりするので、ほとんどが契約体重で試合をしていました。68kg契約、68.5kg契約、69kg契約、69.5kg契約、70kg契約、71kg契約、72kg契約など毎回微妙に体重が違うため、おかげでその都度減量のペースを考えたり試行錯誤している中で、キャリア終盤ではだいぶ減量のやり方も身についていきました。
熱中症で震えていた
ウェルター級で試合をするときは約12kgくらい減量していたので、試合前最後の週など無理やり水分を控えたりして何度も熱中症になり倒れかけました。カラダの表面は暑いけど内側が寒く感じて(悪寒)、さらに手足が震えてきた時はさすがにヤバイと思いました。
(※くれぐれも無理な減量はやめましょう。)
減量中の食事
ボクサーやキックボクサーは甘いものやお酒などあまり好きじゃないと思っている人もいますが、私のまわりは食べたり飲んだりするのが好きな人が多かったです。プロでも同じ人間ですから。
お酒は大好きなのですが、もちろん試合前なので減量期間は飲みません。
減量やダイエットとお酒については長くなりますのでまた別記事にしますが、お酒を飲むよりも、飲まない方が減量やダイエットにもいいには違いないです。
ダイエットや減量の時に、痩せたいけど「甘いものが食べたい」「ラーメンが食べたい」「○○が食べたい」という誘惑が必ず出てきます。食事の量も大切ですが、それ以上に何を食べるか(食事の質)が大切になってきます。
食事改善
ダイエットや減量でもまず食事制限をして一気に量を減らそうとする人がいますが、まずは量を減らすことを考えるのではなく食事の質を改善させるのを意識することが大切です。
極端な例で言えば、すべてジャンクフードを食べている人がいたら、それをバランスの良い定食にするだけで、大きく変わります。
ダイエットなどでも失敗する例としては、急に何かを食べるのをやめたり、急に糖質制限をしたり、辛くてやめてしまうパターンが多いです。続けられる範囲でちょっと変えられることを改善させることが第一歩です。
無性に何かが食べたいなど特定の何かが欲しい場合は、
逆に、特定の栄養素が不足している場合が多いです。
例えば、甘いものが無性に食べたいときは、糖分が足りないのではなくタンパク質不足です。タンパク質はカラダをつくる材料になっていて、分解・再合成をしてさまざまな組み合わせとなり(約10万種類)、筋肉や皮膚だけでなく、内臓や脳内物質の材料にもなります。
タンパク質が不足するとエネルギー不足となるため、すぐにエネルギーに変わる糖分が欲しくなります。そのため、まずはタンパク質をしっかりと摂ることを意識すると、無性に甘いものが食べたくなる衝動が抑えられていきます。減量の時は特にタンパク質不足にならないように、1日に6回くらいプロテインを摂るようにしていました。
トイカツ道場オリジナルのプロテイン「美生活習慣プロテイン」は現在セール中ですので、もしプロテインを飲んだことがない人がいましたら、この機会にぜひプロテインを始めてみませんか。ダイエットにはもちろんのこと、タンパク質は肌や髪などの材料になるため、いい影響を与えてくれます。
ダイエットや減量で「何かを減らしましょう。」と言われたら、諦める人が多いですが、「プロテインを普段からしっかり摂りましょう。」なら続けられる人が多いと思います。
無性に甘いものが食べたくなるという人は、食事改善としてタンパク質をしっかり摂る生活を続けていくと嗜好も変わっていきます。自分自身もそうですが、無性に甘いものが食べたくなる衝動はなくなりました。
ナトリウムカット
塩分(ナトリウム)カットは減量の最後の水抜きの時に行っていました。
減量で食事改善をしている時点で塩分が濃いものは摂っていないのですが、塩分を抜くとカラダから水分が減り、カラダが絞れます。
カラダの中の塩分濃度が高いとそれを薄めようとしてカラダが水分を蓄えようとしてしまいす。お酒を飲んでラーメン食べて、翌日顔や足がむくんでしまった経験があると思いますが、塩分が多いと水をためこみむくみの原因にもなります。
しかし、普段の生活で塩分をまったく取らないことを考えると、ほとんど食べるものがなくなってしまいます。そのため、塩分の排出を助けてくれる「カリウム」をたくさん取るように意識すると効率がよいです。カリウムは野菜や、果物などにはほとんど入っていますので、野菜を摂るように意識するといいです。ただし、ドレッシングなどはたっぷりと使いすぎないように気を付けましょう。
ダイエットで野菜をたくさん食べているからカロリーも塩分も低くて安心と思っている人も、たっぷりとドレッシングを使ってしまうとカロリーも塩分も高くなり本末転倒です。
そのため、普段から減塩を行うと顔や足のむくみも少なくなります。ナトリウムカットはずっと続けると危険ですが、減量の時、海に行くとか、どこかに出かける時に一時的に絞りたい場合、2~3日ナトリウムカットをすると余分な水分がなくなりカラダが絞れるので1つの手段になります。
試合の時は最後の水抜きで3~5kgほど(一時的に)落としていました。減量でのナトリウムカットや水抜きも長期間のものではなく、あくまでも一時的に体重を落とす手段の1つです。
だから、前日計量して試合当日の体重は5〜6kgは増加しています。
まとめ
減量はあくまでも一時的に規定体重まで落とすことが目的です。そのため、急激に数値上の体重を落として計量に臨んでいます。しかし、普段の生活ではずっと続けられないほどの急激な食事制限などはカラダに負担がかかります。ダイエットが続かない原因になるので、ちょっとした改善から始めてみましょう。
さらに、何か嗜好に偏りがあったり、無性に食べたいものがあるときは、栄養が足りていないと判断してください。
まずはタンパク質(プロテイン)を摂ることをオススメします。
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この記事を書いた人
小林準
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