漆原季亮

漆原季亮

2018.08.16

パンチに対するディフェンスの練習方法

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こんにちは!

西日暮里店代表の漆原です。

8月は西日暮里にて、月曜の18:00~23:00、水曜の18:00~23:00、金曜の18:00~23:00、土曜の9:00~18:00、日曜の11:00~20:00、

及び、秋葉原駅前店にて木曜19:00~23:00勤務となっております。

秋葉原新店舗では20:00より、音楽に合わせ、ボクシングの動きで脂肪を燃焼させていく有酸素ボクシングを担当していきますので、興味がある方は是非ご来館下さい!

今月のブログはディフェンスについて書いていきます。

ディフェンスは応用と捉えがちですが、自分は実際に格闘技が上手になる上で、ディフェンスも基礎だと考えて攻撃だけに偏ることなく練習することをお勧めしているということを前々回で書きました。

そして、前回ではパンチに対するディフェンスの種類を紹介しました。

パンチを弾くディフェンス(パリング)や、防ぐディフェンス(ガード)や、避けるディフェンスや、後ろに下がって距離を取るディフェンス(バックステップ)です。

今回は、どうしたらそれらのディフェンスが上手く出来るようになるのか、その練習方法の紹介です。

①シャドーで行う

攻撃の練習を先ずはシャドーで行うのと同じように、ディフェンスの練習も鏡を見て客観視したり、相手が攻撃してくるイメージをしたりしながら行う練習があります。

鏡を見て行うシャドーの目的は、頭の中のイメージと、実際に自分が動いている動きのずれをなくす作業です。

しかし、あくまで自分の考えですが、ディフェンスを習得する場合、相手と対面し、実際に当たる間合いで攻撃を打ってもらわなければ中々上達しないと思います。

※攻撃でも同じことは言えます。その為にサンドバック、ミット、対人などで実際に当てる感覚を練習します。しかし、自分の中では、攻撃よりもよりディフェンスの方が対人でやる重要性がより高いと思います。

理由として、

まず一つ目に、形より、相手の攻撃に反応して受けるというタイミングや、実際に攻撃の重さ、鋭さを体感しながらそこに対応することを身をもって知ることがとても大切だからです。

実際の攻撃に対し目を慣らしたり、なるべく目を閉じたり顔を横に背けたりしないようにするには、実弾が飛んでくる練習を何度も行わなければ中々慣れてくれません。また、ガードの練習の場合、シャドーだと体幹を固める必要はありませんが、実際は相手の攻撃の重さにまけないよう、体幹を固める必要があります。

理由の二つ目として、ディフェンスの場合、動作自体がそんなに難しい動きが多くないことも挙げられます。

ガードもやり方は人それぞれですが、鏡を見て形を模倣するだけならそんなに難しくないかと思います。パリングは顔の前で肘を支点に手を振るだけの作業です。

難しいのは、攻撃に体幹が負けないよう瞬間に体幹を固めるor衝撃をいなしたり、パリングの際に手を前に迎えにいったりしないように、やはり実弾での攻撃のタイミングに慣れることです。

しかし、ダッキング、スウェー、ウィービングなど、手だけでなく、身体の動きを伴うディフェンスは中々模倣が難しい傾向があるように思います。また、パンチから離れますが、蹴りのカットも一つの動作を見ると簡単ですが、構えやバランスがとても重要で、例えば攻撃した後に体重配分が偏ってたり、普段の構えで足幅が広すぎたり重心が低すぎたり足が内側に入っていると、スムーズに膝を高く上げることが出来ません。

そのように形の模倣が難しいものは、シャドーでもたくさん数をかけなければ上達しにくいかもしれません。

三つ目に、攻撃はサンドバックを一人で打っても実際に当たる感覚に近づけて練習できますが、ディフェンスは対人でやる以外に中々本番に近い形で練習できないからです。

なので、動作自体が難しいディフェンスを中心にシャドーを行うことも大切ですが、本当にディフェンスを上達させたい方は、人とペアになって練習していきましょう。

 

②対人練習で行う

対人練習とは、実際に人と向かい合い行う練習方法です。

個人的には、ディフェンスにおけるメインの練習方法で、これを行わなければ、中々ディフェンスは上達しないと思います。

熟練者の中には、シャドーでイメトレしたり、マスやスパーの中で確認するだけでも上達させることが出来る人がいるかもしれません。しかし初心者はこの練習をしなければ中々ディフェンスは上達しないと思うので、試合に出る、あるいは安全にマスを楽しんだり、マスが上手になりたい方は是非たくさん行って欲しい練習です。

対面練習でも、やり方は多岐に渡ります。

1.攻撃が当たらない遠い間合い(遠間シャドー)で行う。

遠間シャドーとは、お互いに攻撃しても当たらない程度距離を離した間合いで向かい合い、戦っているようなイメージで攻防を行いながらシャドーします。

ただ攻撃を出すのではなく、相手の攻撃に反応してディフェンスも行います。

※非接触なので普通にやっていれば怪我はないのですが、お互い熱くなって、自然と距離が近くなる場合もあるので、そのような場合は互いの間にミットなどの障害物を置いて距離を離すと安全にできます。

メリットとして、安全に行え、ウォーミングアップにもなり、怖さがないので自分のコンビネーションや技術をどんどん確認できます。また、ゲーム性があり楽しみやすく、戦う練習のとっかかりにもしやすいかと思います。

しかし、実際に攻撃を防げているかどうかの判断はいまいち確認がし難いのがデメリットにあるので、これだけでは中々ディフェンス力は上がらないかなと思います。

2.実際に当たる間合いで、同じ形を反復し練習する。

実際に攻撃をしっかりと防がなければ当たってしまう距離感で練習する方法です。

自分はディフェンス練習のメインだと思います。

ディフェンス練習に慣れてない方は、先ずは一つの攻撃に絞り練習するのがお勧めで、初心者もここから始めてもいいかと思います。

例えばジャブに対してのディフェンスを練習すると決め、反復します。

最初はパリングだけ、ガードだけ、と自分が習得したいディフェンスの種目を絞ると簡単です。

※攻撃側は攻撃のタイミングが一定にならないように注意しましょう。

慣れてきたらパリング、ガード、スウェー、ウィービングなど、色々なディフェンスを行ってみてもいいでしょう。

また、更に難易度を高めたい場合、攻撃側はフェイントを入れたり、2回連続で攻撃したり、距離やモーションを変えてみたりと、ディフェンス側が分かりにくく攻撃をするのも有効です。また、ジャブ、ストレート、フックなど、複数のパンチや、そこにキックなどの攻撃を混ぜることで、飛躍的に難易度が上がります。

受け返し(攻撃を受けた後に反撃)まで含めて練習する場合も同様に難易度の調節が可能です。

3.当たる間合いの攻撃で、自由度を持たせる

慣れてきたら、攻撃に自由度を持たせ、難易度を上げていきます。

例えば先に紹介した、攻撃にバリエーションを持たせるやり方で自由度を上げられます。

また、ファイトフィットでは出来ない練習ですが、攻撃を限定したマスを行うのも自由度が高くなった良い練習です。

苦手だったり、上達させたいディフェンスの能力を重点的に磨きましょう。

例えば、ジャブのディフェンスが苦手だとしたら、ジャブだけの限定マス、右ストレートと右フックを混ぜられると分からないという特徴があったら、右ストレートと右フックだけでマスを行うのです。

攻撃を絞ることで、安全に練習しつつ上達することが出来ます。

慣れてきたら、少しづつ別の攻撃を加えていきます。

 

以上、ざっくりとした、ディフェンス練習方法の紹介でした!

 

西日暮里では対人練習をやっている時間が多くあります。

土曜、金曜のテクニッククラスや、土日のグループキックがその典型です。

特に土日に来ている人は、週一日だったり、フィットネスが目的の会員様でも、上手にマスまでできるようになっている人がとても多いと思います。

そして、マスは脂肪燃焼効果も高いので、ダイエットが目的の方にもお勧めです。

自分の時間でも、言ってもらえれば、実践的な練習をやっていきますので、上手にマスまで楽しめるようになりたい方は、是非西日暮里に来て下さい!

※西日暮里も全時間でそのような練習をしている訳ではないので、ご注意下さい。

 

次回は、キックに対するディフェンスをテーマにしていきたいと思います!

 

・今月のブログ

①ディフェンスも基本!⇒https://tkdj.net/news/archives/27822

②パンチへのディフェンス⇒https://tkdj.net/news/archives/27937

③パンチに対するディフェンスの練習方法⇒https://tkdj.net/news/archives/28194

④キックに対するディフェンスの種類⇒https://tkdj.net/news/archives/28368

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この記事を書いた人

漆原季亮

漆原季亮

生年月日・・・1989/3/2 出身地・・・東京 格闘技の経歴、戦績、タイトル・・・ 少林寺拳法4年、キックボクシング5年。戦績 アマチュア:6戦5勝1敗 プロ:1戦1敗

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