佐々木 康博
キャリア最初オーバーワーク時に気をつけること、オーバーワークを超えて知ること。
こんにちはファイティンラボ仙台で代表をさせていただいております佐々木です。
オーバーワーク
簡単に説明すると練習のしすぎで疲労がピークに達している状態です。
この様な状態でも格闘家は、試合の為に追い込み練習して、不安を取り除き、精神的に追い込み強くなろうとします。
素晴らしいです。
しかし、格闘技は体力を競うスポーツではなく技術を競うスポーツです。
オーバーワーク時は特に下半身が動かなくなり、頭もイメージどうりに働かないです。
ボクサーに例えるとまだ経験が浅いうちはコントロール出来ていないので頑張って練習してしまいまいます。
特にスパーリング時などの実戦練習時、普段足を使って動くスタイルのボクサーが、足が動かなくなり、無理に打ち合うスタイルのまま試合まで調整してしまう。
上体を振りながら闘うスタイルがオーバーワークのままスパーリングして足が動かなく、ガード主体の不得意のスタイルになってしまう。
経験がまだ浅いとこのような状態ななってしまうことが多いです。
選手は頑張ってしまうのでトレーナーが気づいて止めてあげる必要がありますね。
自分のプロ時代に所属していた米倉ジムのトレーナーは気づいてくれて抑えてくれました。
しかし、自分は不安だから必要以上にジム以外の練習【ロードワーク】などで、試合の3日前に400メートル10本をやったりしてました。
やはり計量後体は重たく感じました。
本当のオーバーワークの兆候が自分でも感じるのが計量後の食事を終えた時感じます。
この時にやり過ぎたと感じました。
しかし、利点もありました。
そんな中でトレーニングをしてきたと自負があったので絶対勝つと言う気持ちが出来上がってました。
コンディションがよくなくても気持ちが切れることなく最後まて、限界まで戦い切れたとおもいました。
練習は裏切らないと感じました。
試合後顎が2ヶ所折れてましたが(^_^;)
ベストのコンディションではなくとも気持ちが大事だと感じました。
オーバーワークを気にして練習していたらそんな気持ちになれなかったとおもいます。
格闘技の身体のコンディション、精神的なコンディションはベストに持っていくのが難しいです。
オーバーワークを気を配り過ぎるのも、やりすぎもよくないです。
特に上に行けば行くほど、相手も強く重圧もあり調整が難しくなります。
キャリア最初のうちは、失敗を失敗だと思わず試合前のコンディション作りの経験値を【意識的に】積みましょう
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この記事を書いた人
佐々木 康博
1983年、青森県大間町出身、浜育ち。 16歳からボクシングを始め、19歳でプロデビュー。 打たれても打ち返す、元A級のじょっぱりボクサー! 現役時はインファイター、引退してからは安全面を考え、アウトボクシングを心掛けている。 独特な方言を交えながら、その人に合ったボクシングを指導します!
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