佐々木 康博
なぜ左を制する者は世界を制すのか!格闘技解剖学から解読します。
こんにちはファイティンラボ仙台の代表をさせていただいております佐々木です。
皆さんはこのような言技を聞いたことがあるでしょうか?
【左を制するものは世界を制す】
ボクシングを経験してる方以外にも聞いたことがあるかと思います。
ではなぜ “右を制するものは世界を制す”という言技は耳にしないのでしょうか?
格闘技の解剖学にともない解説致します。
人間の脳は!
右脳左脳に別れていてそれぞれ役割が違います。
・右脳は 想像力(イメージ) 直感力 距離感、運動神経などを司り、身体とは対格の〈左側〉と繋がってます。
・左脳は 言語 理性 記憶などを司ります。身体とは対格の〈右側〉と繋がってます。
よく左トレーナーからまず左を当てろ❗
相手の左をもらうな❗左を当てると距離感がつかめる❗
左を当てるとリズムがよくなる❗と教えられました。
左を当てると右脳が活性化し 距離感 イメージ リズム などの運動神経が高ぶるんですね✨
そこで距離が把握できたら大砲の右ストレートでフィニッシュ!
しかも自分の左側には相手の右脳があり相手の右脳にダメージを与えることで相手の右脳能力 (距離感、イメージ、運動神経)をそぐことになります。
しかも自分の打つ左ボディーの方向には相手の急所でもある肝臓もあります。
フロイドメイウェザーも左ジャブを使いながら、距離、リズムを作り、空間を把握して、ポイントを取るのが、とても上手です。
井上尚也もよく左ボディーを打ちペースをにぎりますね!
逆にサウスポーのマニーバッキャオは左を混ぜたコンビネーションでリズム、距離を作りいきなり大砲の左ストーリーがとても上手です。
ですから(左を制するものは世界を制す)と言う言技がうまれたのも納得しますね。
試合を優位に進めるために、【リズム、距離】を練習で、意識して活かせるようにイメージして取り組んでみましょう。
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この記事を書いた人
佐々木 康博
1983年、青森県大間町出身、浜育ち。 16歳からボクシングを始め、19歳でプロデビュー。 打たれても打ち返す、元A級のじょっぱりボクサー! 現役時はインファイター、引退してからは安全面を考え、アウトボクシングを心掛けている。 独特な方言を交えながら、その人に合ったボクシングを指導します!
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