前回はフットワークの基本について書いてみましたが、今回は本題のボクシングとキックボクシングのフットワークの違いについて書きたいと思います。

ボクシングとキックボクシングでは、正確に言うとパンチとキックでは、大きく分けて2つの違いがあります。

①スタンスが違う

前回足運びの基本として、前足を進めた分だけ後ろ足を引き付けて元のスタンスに戻すと書きました。パンチとキックでは元のスタンスが違うため、ここに差が出てきます。

踏ん張る必要のあるボクシングと、踏ん張ると足の上がらないキックの違いです。

ボクシングの場合はすり足で前足を大きく送り出しますが、キックの場合はその場で左右に足踏みをするようにしながら細かく移動します。これは軸足を素早く作るために必要な動きで、カヤップと呼ばれるキック特有の足運びです。ボクシングのように大きく踏み込んでしまう動きがメインになると素早く軸足を作ることが難しくなります。

②力を出すタイミングが違う

大まかではありますが、パンチとキックでは力を発揮するタイミングが違います。

パンチは重心を落とす瞬間に力を発揮することが多く、キックは伸び上がる瞬間に力を発揮することが多くなります。

歩行動作で考えてみるとわかりやすいので歩きながらやってみてください。歩く時は、前に足を送り出して沈み込む時にパンチを出してみると、踏ん張り易く力を入れやすいと思います。逆に、沈み込んでから足を前に出す時(膝を伸ばす時)に出すと力を入れづらいと思います。アッパーなど一部下から上に出力するパンチもありますが、基本的には沈み込む瞬間に力を発揮することが多くなります。

一方キックの場合は、沈み込んでから膝を伸ばす瞬間に蹴りを出してみると蹴り易いかと思います。同じく、ローキックなど一部上から下に出力する蹴りもありますが、基本的には伸び上がる瞬間に力を発揮することが多くなります。

またディフェンスでも、ボディワークを使うボクシングは沈む動きを上体の動きと合わせて多用するのに対して、カットをする必要のあるキックは伸びる瞬間の方がディフェンスをしやすいという特徴があります。

リズムで言うと、表拍子と裏拍子のように出力のタイミングが逆になります。したがってフットワークのリズムも異なって来ます。

①と②を合わせると、両者の特徴がわかります。

ボクシングでは、広いスタンスで大きくスライドしたり飛び跳ねたりして足腰を浮き沈みさせながら大きく沈み込むタイミングを増やしてフットワークを行い、キックボクシングでは狭いスタンスで足腰を浮き沈みさせず、左右に足踏みするように伸び上がるタイミングを増やしてフットワークを行います。

わかりやすいのが、同じ時期にボクシングでもキックでも活躍していたジョムトーン・チュワタナです。

ボクシングの試合の時とムエタイの試合の時では全くフットワークの使い方が違います。

ボクシング2014年8月

ムエタイ2015年2月

背中に入れ墨のあるサウスポーがジョムトーンです。

もはや違う選手ですよね。

全くレベルは違いますが、私もボクシングルールとキックルールでやる時はまずスタンスとフットワークがガラっと変わります。

全くレベルは違いますが(2回目)

そのくらい戦い方によって足運びは違いますよってことで、今回はこの辺りでまた!

 

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