皆さんこんにちは!

9月になり、夏が終わってしまうのですが、また秋が来るので良しとします。

前回は『境界線』を左手に作ることを例に、ボクシングとキックボクシングの間合いや距離について書きました。

今回は『境界線』を把握した上で、自分の当てたい攻撃や望む展開(接近戦など)に持って行くためにどのように戦うのかというところから、、、

アマチュアボクシングやアマチュアキックの始めたての選手の試合になると、短時間勝負だからということもありますが、お互いに『面』に肉薄して前に出続け、お互いに攻撃が当たる距離にいて打ちつ打たれつの展開が多くなります。

お互い、攻撃が当たる『面』しか意識せず攻防を展開するので、
左ジャブも左ストレートのように全て『面』にアプローチしてしまいます。

距離感が良い選手がどのように戦っているかと言う例を挙げてみると、、、『境界線』を意識し相手の攻撃が当たらない距離にいる→当たらない距離にいるので反応が容易→相手がミスした攻撃の打ち終わりに自分の攻撃を当てるために、一瞬『境界線』を越えて攻撃が当たる距離に入る(相手の攻撃も当たる距離だが打ち終わりの瞬間なので攻撃されない)→また相手の攻撃が当たらない『境界線』の外に戻る。これを繰り返しています。

接近したい場合は、相手と自分の距離を遠ざけている原因を把握することが重要になります。『境界線』を潰し、当てるべき『面』に近づきたいので、、、左ジャブが長くて邪魔なら左ジャブを潰す方法(クロスカウンターや左手での抑えつけなど)、前蹴りが邪魔なら前蹴りを潰す方法(キャッチや払いなど)を行い、『面』に肉薄します。

相手の攻撃や自分の攻撃が当たるのか当たらないのかは、左手の位置や左ジャブの使い方をよく理解し、そこにもう一つ『境界線』を意識しなくては出来ません。

左手を『境界線』として置かなくても距離が把握出来るようになれば、左手を下げて戦うことは可能ですが、把握するまでは左手を上げて(ガードを上げて)戦うことをお勧めします。

キックボクサーであれば、『境界線』をさらに遠くに置くことが出来ます。蹴りは非常に長い武器なので、飛び道具のような感覚です。左手では届かない距離、例えば前蹴りが当たる位置に『境界線』を置けば、かなり遠い間合いで戦えますが、使える長い武器が限定されます。そうすると、状況に従って一つ内側に『境界線』作る必要が出てきます。

また、ボクシングのクリンチワークのように『境界線』を完全に潰すことで攻防のやり取りを寸断する方法もあります。近い距離での打ち合いで敵わない時や効かされて打ち合えない時には、相手が『境界線』を超えた瞬間に自分も相手も攻撃出来ないように距離を完全に潰します。これで距離によるアドバンテージを無効化出来ます。

ただし、この距離の外し方と潰し方で意識する必要があるのが、攻撃につながるかどうかです。

距離を外すディフェンスで言うと、後ろを向いて猛ダッシュで逃げれば相手が飛び道具でも持ってなければだいたいの攻撃は当たりません。
ボクシングもキックボクシングも相手を制する競技なので、ディフェンスの主目的は『攻撃を外すこと』自体ではなくて『外してから攻撃すること』です。

『境界線』の境目を出入りするのは攻撃するためです。離れ過ぎては攻撃出来ません。

境界線を潰すのも近づいて攻撃するため。攻撃を寸断した後も、プッシュして距離を作り直すなどして攻撃につながらなければ意味はありません(目的が休むためだったり時間を稼ぐためなら別です)。

『外して打つ』または『潰して打つ」のをなるべく速く繋ぐために、間合いと距離の把握とコントロールは必須です。

相手の戦い方によって『境界線』の位置も変わってきます。どんな距離でどんなディフェンスをして、目的と距離に応じてどんな攻撃をするのか。ボクシングとキックボクシングそれぞれ武器の長さによって変わる距離について、『境界線』をヒントに戦い方を練ってみてください。

さよなら!

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トイカツ道場 管理部

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