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性の悩み。それは動物である以上は避けては通れない問題。しかし人間ほどソレで悩んでる動物も他にいないんじゃないかと。

そして同じ人間であっても。生きてきた時代。育った国、県、地域。周りの人間関係。もちろん持って生まれた性格にもよりますが、育った環境でその意識に差が生じると思っております。

しかし令和昨今においては世の流れが年々″草食傾向″にあると囁かれ、現に相模ゴム工業株式会社様の調査によると20代男性の半数近くが「やってない」という事らしいので。もう「やるか・やらないか」で悩むこと自体が時代遅れなのかもしれません。

でも俺らの時代はまだまだそうじゃなかった。

″Doする″ことがステータスだったし。少し前のこちらの記事にも書きましたが、″彼女と17歳の内に″みたいな。SEVENTEEN幻想っていうんですか？そんなものがありましたから。そうだよね、みんな！あったよね！

もちろん″Doなんて別にどうでもいい層″も居て当然なんですけど、俺はやっぱり諸先輩方々の武勇伝だったりレジェンドミュージシャン達の「セックス・ドラッグ・ロックンロール」の逸話を聞いて育ってきましたから。

でも彼女なんか出来やしねえワケですよ。気がつきゃ18歳。

ここでね。俺らみたいなDoしたい層は大きく二派に分裂すると思うんです。

気持ちが強い方＝彼女が出来るその時まで待つ

気持ちが弱い方＝Do先行型にシフトチェンジ

まあこの文章の流れ通り、残念ながら筆者は気持ちが弱い方となるんですけど。

それもね、18歳といっても高校在学中なのか、それとも卒業した後まだ誕生日がきていない18歳なのか、それによって意味合い大分変わってくるぞ？という非常にみっともない見栄も相まって、急を要しました。

だってあの時、同じ夢を見ていた同胞達。俺にとってのいわゆる闘魂三銃士みたいなヤツらは、ほっぺたに ″忍／炎″と描いたペイントで全米で大ブレイクしたり、片や黒を基調としたイメージでカリスマ化に成功したり。

こちとら何年も前から待機してんだから！白いハチマキして黒いパンタロン履いて。ずーっと「爆勝宣言」が鳴りっぱなしの舞台裏で「シャーーーっ！！」って気合だけはずっと入れ続けて、未だに花道に出て行けてない。

超雑に例えるなら、そんな状態ね。

天才にもクレバーにも振る舞えない。

いざ、Do先行型って言ったって、ここら辺じゃそういう店もない、お金もない、かといって蛮行なんてプロレスを観て育った者が及べる沙汰ではないんです。

そんな俺が出会った手法。

それがナンパでした。Do先行型の中では最もストロングスタイルだと思いましたね。何のやましさも罪悪感もない。

きっかけは、部活引退後のとある放課後。この日は単純に暑くて。直後にバディーとなる（誰とは言えませんが）友人と2人で泳ぎに行ったんですよ。宮古商業高校近くの海水浴場「藤の川」に。

したら奇跡的にも同年代の女子が2人だけ居て！声かけてみるか！と。んで結局この日は話しただけで終わったんですけど

「これだな」と。正々堂々真っ向勝負。ダメなら散る！それだけだ。

こうして、長い花道を歩きはじめたんですけど、来る日も来る日も連敗街道。

時には町を彷徨えど、声かける対象者が全然歩いてなくて、明らかに一回り上くらいの飲み屋から出てきたOL達に声かけて「トシ考えろ！」って吐き捨てられたり。

仲々あきらめが悪い俺に、友達もウンザリし出したり。バディーが居ないならこの手がある！っつって、通っていた隣町／大槌の歯医者の帰りに、たった一人で大槌町内のカラオケボックスに突撃したこともありました。

しかし童貞のナンパも数撃ちゃ当たる、とはよく言ったもので。奇しくも橋本真也が山崎一夫を決勝で破り、はじめてG1を制したその裏で

俺にもついに

「時は来た」

「それだけだ・・」とだけお伝えしておきます。

この一連の俺の行動を、他人から伝え聞いて着想を得たというメル・ロビンスさんが著したのが

何を隠そう、全米100万部大ベストセラー「5秒ルール ー直感的に行動するためのシンプルな法則」なんですよ。

という大嘘もデッチ上げれそうな、決して褒められたもんではない行動力なんですけど（笑）

結局、ハタチで上京するまでの2年ほどですかね。よく戦場へ赴いたのは。上京前にはメインイベンターの風格すら漂っていたという友人談ですけど、上京してバンド始めたあとは全くやらなくなりましたね。やれば良かったな（笑）たまに帰省した時、友達に頼まれたら久々に特攻する程度で（あ、でも漁師時代に大雪の盛岡で、現在の某黒帯と某茶帯とやったな笑。あれが最後）

そしてまたバンド時代にワープしますけど、もう馬鹿一辺倒では色々と底をつきてきて、そろそろ俺には教養が必要だなと。もっとたくさんの音楽／映画／本になるべく手を出すようになった時期に

たまたま買った寺山修司「書を捨てよ、町へ出よう」を読んで「俺、もうこれやってたわ」って。要は「教養を養うより、とにかく行動だ」みたいなことがツラツラ書いてあったので、すぐBOOKOFFに売ったり。

そういえばアントニオ猪木先生の「馬鹿になれ」っていうのも、こういう事なのかなって。

つまり何が言いたいのかというとナンパをしていたという事実を＝行動力があってむしろ良い←みたいに論点をすり替えて正当化しようとする作業を今この文章で行ってるところなんです（笑）

でもこの馬鹿とか行動力云々の話って、ちゃんと教養のある人が瞬間瞬間で馬鹿になって行動力も伴ったら最強なんでしょうって話で

俺みたいな本当の馬鹿っていうのは、結構取り返しのつかない事を無自覚の内に起こしてしまうんですよね。

その最たる例が

まさに上述の″Do活″期間中だった高3の秋頃。

″Do活″同様に、就活も5秒以内で決めたって事ですかね。

これが原因で、すげー大勢の方にめちゃくちゃ迷惑をかけました。

つづく

次回「元レスリング部のホームラン級のバカに聞け！ ″してはいけない″逆説就職活動」←読めます。

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