「怖い人と対峙したら恐怖で動けなくなる。」
この対処はありますか?というお客様からの問いに。
・
恐怖はものすごく単純に言えば呼吸を
奪われている状態(コントロール)です。
思考も感情も使わず呼吸に専念する。
面接前に深呼吸するようなものだと思います。
呼吸で緩みのようなものが生まれ、一瞬楽になり、緩和される。
ただ長く続かないのは、自我(エゴ)の存在です。
自我を薄くしない限り、呼吸は乱れます。
この自我の深さが柔軟さや突発的な判断を邪魔するのです。
・
自我をなくす事は難しい作業だと思います。
ただ自我を薄くする方法はあります。
己の自我を理解する。
理解するだけで呼吸が揺るかに、少し深くなりませんか?
・
単純な表現をするとしたら、
「今死にたくない」より
「今死ぬでも後悔はない」の方が
呼吸は緩やかに深いと思います。
know yourself「汝自身を知れ」
自分を深く見つめる。
己の自我を理解し、薄める作業を日々繰り返す。
緊迫した状況で、呼吸を緩やかに、
柔軟で適切な判断をしやくする方法があるとしたら、
この日々の行いが導きを作るでしょう。
・
自我を知るだけで行動も変わってくると思います。
無理をする必要はありません。
自我を感じ、他者や自然、環境など、
自分以外のものに対する気持ちを変化させる。
これが武の心構えだと思います。
できるだけ空にする。
空の良さを学ぶ。
これは肉体の構造的にも繋がっていると思います。
自我が強い状態は、内臓などを縮小させます。
ストレスを感じると胃や腸がイライラするように。
縮小させると背骨や肺などにも影響が出てきて、
呼吸を浅くする。(怪我や不調の原因を生むかも)
私は医学者ではないので、断言も証明もできませんが、恐らく。
(詳しく知りたい方は直接聞いて下さい)
最後に心構えで状況が変化する体験談を。
混んでいる電車の中で、
筋肉に自信ありそうな男性が幅をとり座っていました。
髪は短髪、腕を組み、刺青があり、サングラスをかけています。
これを避けるのがベストかもしれません。
ただ、自分の緊張をまったく変えず、
「すみませんね、腰が痛くて、、」なんて言いながら、
隣に強引に座ってみると、案外すんなり座らせてくれます。
「君、幅をとり過ぎ」と言うより楽だと思います。
正義感も自我が濃いので、
薄く表現すると変わると思います。
・
そのまま隣で深く呼吸をして寝た真似をすると、
いつのまにか相手が小さく座ってくれました。
相手が優しくなったのか?気遣いなのか?
自分の予想とは違ったのか?
なんなのか分かりません。
・
まあ、結果にこだわるとまた自我が濃くなるんで、
良い状況なったら、こだわらず適当でいいだと思います。
ちょっと話しがずれたかもしれませんが(笑)
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この記事を書いた人
千葉明寛
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