こんにちは。大野です。今回は、クラスで練習した、後ろ袈裟固めからの攻撃をまとめておこうと思います。
・前回の記事はこちら
・アメリカーナ、キムラロックの効果的な極め方を知りたい人はこちら
「後ろ袈裟固め」自体、バリエーション豊富ですが、練習使ったのは相手の脇を臀部で抑え、腕で反対側の肩口を巻き込む、その場から後ろ向きになって本袈裟固を行ったような形のものです。
・奥の腕を首にかけてひっくり返そうとしてきた時
→手首を掴んでマットに押し込み、キムラロック
→途中で腕を外旋させて逃げてきたら逆の手で手首を取ってアメリカーナ
→ブリッジで弾き飛ばされないようにマウントに移行して足を絡めつつアメリカーナを極める
一番返されやすい体勢なのでしっかり足でバランスを取る。
首を狙ってくることを想定して、最初から首の位置に手を添えておく。
・肘で首を押したり、首の後ろで手をクラッチさせてきた時
→後ろに下がって手前の腕を殺しつつ、奥の腕を抑えてアメリカーナ
→ブリッジで弾き飛ばされないようにマウントに移行して足を絡めつつアメリカーナを極める
押さえ込みが返される心配はあまりないのでひとまず安心な体勢。
・奥の腕がなかなか取れない時
→暴れて浮かせている首に腕を巻きつけつつ、後ろに下がって手前の腕を殺す
→相手の脇でクラッチを組み、ノースサウスポジション(崩上四方固)に移行する
→ノースサウスチョーク(アームイン)
→技の途中で手前の腕を下から腹側に回されたらその腕を脇に挟んで、前方に腰を切ることで首に回した腕をより深く巻きつける→脇側からクラッチを組んでノースサウスポジションに移行する
→ノースサウスチョーク(アームレス)
アームインのノースサウスチョークは両手で押し返されたり、回られたりしてエスケープされやすい。先を読んでカメ上からのダースチョークに移行してもよい。
アームレス(と言いつつ腕も抱えている)のノースサウスチョークは横回転ができないのでエスケープされづらい。わざと腕を腹側に通させて最初からこちらを狙ってもよい。
練習で極まらない時にしつこくかけ続けると首を怪我させる虞があるため、すぐに極まらなくても技を解く
・押さえ込みの時に相手の対側の肩が取れず、脇に肘を差した後ろ袈裟固めになった時
→奥の腕を巻き込んで脇に抱えつつ横四方固めに移行
→相手の腕を脇に抱えたまま、腕を相手の首に引っ掛ける
→胸固め
押さえ込みの時にエビで上方に逃げられやすいので迅速に対処する。
練習で極まらない時にしつこくかけ続けると首や肩、胸部を怪我させる虞があるため、すぐに極まらなくても技を解く。
極まらなくても相手はそうそう脱出できない。
この押さえ込みはマウントポジションに移行しやすいため、困ったらとりあえずマウントを取っておくのもいいでしょう。
足関節を狙うこともできます。
以上です。
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この記事を書いた人
大野真人
池袋東口で主に総合格闘技クラスとグラップリング(寝技)クラスを教えています。 総合格闘技、柔道、伝統空手、ブラジリアン柔術、日本拳法の格闘技経験があります。 トイカツ道場の元会員で、当時から主に昇侍先生に総合格闘技を教わっていました。 クラス以外でもシステム開発課長、事務員として勤務しています。
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