上念 司
玉木議員の反論でかえって疑惑が深まった!!
希望の党代表の玉木雄一郎議員が、獣医師会から献金を受けて獣医師会に有利な国会質問をしていたという疑惑に対して反論のブログをアップしました。しかし、このQ&A形式の反論は1問目回答からしてすでに破たんしていることが明らかになりました。
一言一句検証してみましょう。(ソースは玉木氏のブログより)
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(疑問1)抵抗勢力である日本獣医師会から献金を受け取り、獣医学部新設を阻止するための国会質問をしているのでは?
(お答え)今から約5年前の2012年12月、日本獣医師政治連盟から100万円の献金を頂いています。民主党が政権を与(あずか)っている時です。
もちろん、政治資金規正法に基づき収支報告書にも記載され、公表されています。この献金に何ら違法性はありません。
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献金が政治資金規正法に基づいて適切に処理されているかどうかは問題ではないんです。
あなたがその献金をもらってから執拗に獣医師会の利益を代弁し、獣医学部の新設を徹底的に妨害してきた事実こそが問題なんです。
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日本獣医師政治連盟から献金を受けたのは民主党時代の2012年12月の一回、これのみです。
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回数の問題じゃないだろ!!
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ちなみに、日本獣医師政治連盟は閣僚を含む多数の自民党議員にも寄附を行っているほか、麻生派など自民党派閥のパーティー券を購入しています。
【一例】
宮路和明衆院議員 寄附100万円(平成25年1月31日)
林 芳正参院議員 寄附100万円(平成25年9月2日)
為公会(麻生派) パーティー券150万円(平成25年3月29日、平成26年2月17日、平成27年4月30日に各50万円)
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もし玉木氏が「他にもやってるから俺も無罪」というロジックで主張するなら、お金をもらってない安倍総理を追及することは不可能となります。玉木氏はモリカケ問題を追及するそうですから、ご自身にこのロジックを適用するのは二重基準(ダブルスタンダード)です。同じロジックで身の潔白を証明してください。
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私が、この2012年に受けた献金に関して、獣医学部の新設に反対するよう頼まれたことは一切ありません。
そもそも、献金を受けた2012年の時点で、国家戦略特区は制度として存在すらしていません。法令が施行されたのは第2次安倍政権が成立した一年後の2013年12月です。
したがって、国家戦略特区での獣医学部新設に反対するために献金を受け取ることは、時系列的に言って不可能です。
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安倍総理が加計学園の理事長と友達になったのは特区制度や獣医学部新設なんかよりずっと前の話です。玉木氏がこのロジックで問題ないというなら、玉木氏は安倍総理を追及する資格はありません。またもや二重基準(ダブルスタンダード)ですね。
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また、私が国家戦略特区での獣医学部新設問題をはじめて国会で取り上げたのは、本年2017年3月の文部科学委員会です。メディア等で加計学園が問題視され、民進党の調査チームが発足し、党として本件に取り組み始めてからです。個人の判断でやっているものではありません。
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この言い訳は特に意味不明。個人でやってない?民進党は政治家個人の心情とは関係なく所属してたんですか?
そして、いま党の代表としてこの問題を追及する玉木雄一郎という政治家には「個人」がどこにも存在しないの?
もうちょっとマシな言い訳を考えましょう。
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このように、5年前の2012年の日本獣医師政治連盟からの献金と、2017年3月以降の一連の国会質問との間には一切関係がなく、ネット等で言われている「献金を受け取った見返りに質問している」との指摘は根拠のない完全なデマであり、強く抗議します。
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どこが「このように」なんでしょうか?むしろ疑惑が深まっています。他人を追及する基準と自分を追及する基準が異なるというのは致命的ですよ。なぜ基準を変える必要があるんですか?何かを隠したいからでしょ?やっぱり何かを隠しているに違いないと思われても仕方ないですね。隠してないというなら隠してないことを証明してもらわないと。
「このように」、玉木氏がなぜ執拗に獣医学部の新設を妨害する国会質問を繰り返していたのか、その疑惑に全く答えていません。また、これ以降の設問はすべてQ1の回答を前提としており、Q1が崩れた以上何の説得力もありません。わざと冗長な文章を書いて論点をすり替え、問題をうやむやにしようとしているようにすら見えます。
これでは「すべての国民」が納得することはあり得ないです。玉木氏は身の潔白、つまり「無罪であること」を完全に証明できるまで「丁寧な説明」を何度でも行うべきです。疑惑は払しょくされるどころかより深まったといえるのではないでしょうか?少なくともそう考えている国民が1人以上いることは間違いない事実ですね。これがゼロになるまで玉木氏は「丁寧」に説明してください。
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この記事を書いた人
上念 司
経済評論家 著作:『経済ニュースのウソを見抜け http://a.r10.to/hpY7cY 』 『売国経済論の正体(徳間書店)』『日本は破産しない! (宝島社)』 『「日銀貴族」が国を滅ぼす(光文社新書)』『デフレと円高の何が「悪」か(光文社新書)』 他
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