岡市 尚士

岡市 尚士

2017.09.02

柔術初心者はグラップリングもやった方が良いのか

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ブログ更新サボりました!7月、8月と丸2ヶ月!

たまにはサボる事も精神を安定させるためには必要ですから(強引)

さてさて今春から高田馬場道場は打撃専門と寝技専門の2店舗制になりました。その影響なのかは解りませんが新体制以降、新しい顔ぶれが着実に増え続けてます。既存メンバーと合わせて高田馬場道場柔術チームは結構な大所帯です。

それに伴いタイトルのような質問をよくされます。

「柔術初心者はグラップリングもやった方が良いのか。それとも柔術だけをやった方が良いのか。」

自分は断然グラップリングもやった方が良いと思う派です!

まず「脚を効かせる」という事が必須項目だっていうのは柔術・グラップリング関係なく寝技をする上では基本中の基本。

しかしまだその事に慣れていない初心者の内はグラップリングも混ぜる事でガードワークの向上に繋がるという自分なりの持論です。

柔術を始めたばかりの頃によくありがちなやられ方の原因として「下になった時、腕(手も含む)に頼り過ぎてる」というのがあります。

ちゃんと腕が付いていて動かす事の出来る人であればこれまでの人生、生活動作のほとんどに腕を使って生きてきたはずなので、柔術でもついつい腕に頼ってしまうっていうのは仕方がない事だと思います。

しかし寝技で下になった時に重要なのは腕ではなく脚。その点においてはグラップリングでは最初から襟・袖がありません。柔術に比べて掴める場所が激減します。(くれぐれも手首を力づくで掴むのはおすすめ出来ません。手首は簡単にちぎられます。握力モンスターは別として。)

なので単純にグラップリングの練習も混ぜる事で「脚を効かす」練習時間が増えるのではと思っております。

また、いくら立ち技に自信があったとしてもいつでも上で闘えるとは限りません。元々レスリング出身だった自分はまずこの壁にぶつかりました。

レスリングはフォールを狙う(相手の背中をマットに着ける)競技のため下になってしまった人は「うつ伏せ」になります。しかし寝技ではみんな簡単に下になってはくれるけど「仰向け」になってくる。そっか!フォール無いのか!レスリングにありそうでない展開でした。

そのため抑え込んでるつもりでも簡単にひっくり返されたり、ひっくり返されないように頑張ると下から極められたり、極められないように頑張ると今度はまたひっくり返されたり(笑)結局は下になってしまう。。。

どうせ下になるのならガードワークを練習しようホトトギスという事で初心者〜紫帯ぐらいの時期は

月・レスリング&グラップリング
火・柔術
水・グラップリング
木・柔術
金・グラップリング
土・柔術

みたいなスケジュールでグラップリングと柔術を1日おきに練習してました。そのおかげで元々レスリング出身だった自分でも割と早い段階でガードワークに慣れたのかなと今にしてみればそう思います。

自分は現在、指導スケジュールと子育ての都合上、グラップリングは週1回(ごくたまに週2)だけで柔術に偏りがちですが本当はもっとグラップリングやりたいんですよね。昔みたいに柔術/グラップリングを1日おきに練習したいほどなので今はグラップリングを想像し、それをオカズに柔術をやっている。というのは言い過ぎですが(笑)とにかくグラップリング出来る時間あるならやった方が良いです!

 

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この記事を書いた人

岡市 尚士

岡市 尚士

ブラジリアン柔術黒帯。第17回茶帯全日本ブラジリアン選手権大会優勝。茶帯全日本マスターズ選手権優勝、茶帯全日本ライトフェザー級2位、JBJJF全日本マスターズ選手権マスター1紫帯ライトフェザー級優勝、全日本コンバットレスリング選手権大会/58キロ級3位、レスリング岩手県高総体/52キロ級準優勝、レスリング岩手県民体/56キロ級準優勝、レスリングジュニアオリンピックカップ/48キロ級3位と多彩な実績を持つ。

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