岡市 尚士

岡市 尚士

2021.09.08

トイカツ道場から新大陸″MEWE″へ渡った男達「プロレス好きのバンドマンが柔術黒帯になるまで/第167話」

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2021年現在、トイカツ系列道場はブラジリアン柔術の業界的にリバーサルジム新宿MEWEの傘下ということになっている。

これは世界規模で「柔術の帯」の系譜を管理しましょという規範の元、そうさせていただいているのだが

結果、双方とも非常に良好な関係が築かれているのはとても良いことだ。

トイカツとMEWEのどちらにも会員として入会したりもしくはトイカツ関係者がMEWE所属になるケースも珍しくはない。

しかし最近入会したばかりの方は知らないだろう。

かつてトイカツ系列道場とMEWEのあいだには大きな川が流れていた。

″離島″と″大陸″

双方交わる予定のなかった時代があった。

それは遡る事、八年前

前記事「悪魔のいない企業というのはこの世に存在したのだ…」において超安心企業である弊社/Pieceに入ったばかりの2013年、春頃

高田馬場道場の練習仲間筆頭/つしまさんからある日突然、高円寺のもつ鍋屋に誘われ、さあこれから鍋をつつこうかという時だった。

まあ、この流れならそうなるだろう的な展開なのだが「馬場を辞めて、元グラバカの山崎さんが設立したMEWEに入会しようと考えてる」と突然の告白

ビックリしたはビックリした。

しかしそれは馬場を辞めようと考えている事よりも、まさか移籍先として一生縁がないだろうと思っていたメジャー団体の名前が、まさかこんな身近な人のクチから出てきた事の方にビックリした。

当時でいうとパラエストラ各支部、トライフォース、GRABAKAあたりがメジャー団体で、そんな群勢を

″大陸″とするなら

俺らは″離島″のインディー団体、そんな感覚だった。

だから無論、GRABAKAから派生したMEWEだって、新大陸の大都会に住む種族で、田舎者の俺らからしたら一生縁のない世界の人達だと思っていた。

しかし開拓者・つしましんごは本気だった。

あれよあれよという間に馬場の退会手続きを済ませ、身寄りもない新大陸へ、たった一人で渡航した。

あの子、大丈夫かしら。たった一人だけで、ちゃんとやっていけるかしら。

そんな心配をよそに、渡航後のつしまさんはLINEでのやりとりからもエンジョイしてる様子が伺い知れ

うまくやれている安堵感よりも、むしろ旧友が都会に染まってしまった寂しさの方が込み上げてきたのだが

そんな俺の耳に

それを凌駕する信じられないニュースが届いた。

カチさんトイカツ道場やめるってよ!!

…そして、MEWEに入会するってよ!!

トイカツ道場の古参メンバーで生き地引的存在であるカチさんのまさかの移籍は、武藤敬司が新日から全日へ電撃移籍した時と同じくらいの衝撃だった。

精神的支柱であったパニィ柔術(詳細こちら)の2/3を失い、しばらくは″明るい未来が見えませーん″状態だったのだが

二人がMEWEに移籍し、数ヶ月経った2013夏頃…

つしまさんから届いたLINEが、俺の運命を変えた。

黒帯の中塚さんがアジア選手権に向けて、ベリンボロなどのムーブを使えるライトフェザー級の練習相手を探しているらしく

「たかし、どう?!」と

まさか、つしまさんがこの俺を推薦してくれており、なんと中塚さんも結構乗り気らしい!と

この中塚さんこと中塚靖人先輩は、我がチーム・ホージャ・マシャード〜代々木フォレストの塙龍太郎先輩とはグレイシーバッハでの練習仲間だったという情報から、その名前は昔からよく知っていた。

そんなビッグネームから、こんなインディペンデンス団体の自分なんかにお声が掛かって、ここはひとつ、果たして俺にスパーリングパートナーとしての実力があるのかどうかは一旦置いといて

行かない理由がない!

こうして俺は「はぐれ国際軍団」として新日本プロレスの田園コロシアムに初登場した時のラッシャー木村と同じくらいのテンションで

「こんばんは…」とMEWEの敷居を、またいだ。

そんな外様の俺に対し「詩郎、またがせるな」という声が飛ぶことはなく皆さん温かく迎えてくれた。

特にこの年、2013年全日本選手権で試合した久力さんは試合後も色々お話しさせてもらったのだが、初めてMEWEに訪れたこの日もジムについてアレコレ丁寧に教えてくれた。久力さんは超気遣いの素敵な人だ。

そして、肝心の中塚さんとのスパーリングだが

やはり俺にはパートナーとしての実力が無かった…笑

そして中塚さんだけじゃなく

皆さん強え!集中砲火のフルボッコや!

ていうか中塚さん、俺じゃなくて普通にいつも通りのメンバーで練習してた方が良くないすか(笑)?

いやぁ俺自身の練習にはなるけどねぇ、と申し訳なさの半面、…久々だった。

こんなに勃起しまくるのは(精神的にね)

最近、練習でボコられまくるという事がほとんどなくなっていたため、MEWE初日の集中砲火は眠っていた勃起力(精神的)を甦らせた。

そして「引き続き、来てほしい」とのお言葉に甘え

それから約一ヶ月間くらいはお邪魔し続けたのだが、ハッキリ言ってお役には殆ど立てなかったと思う。

そして中塚さんのアジア選手権は終わりを告げた。

結局こちらの方がお世話になった一ヶ月だった。

そして俺はこの一ヶ月で気が付いた事がある。

それはMEWEの色帯の皆さん、特に茶帯黒帯の方々が纏っている「目に見えない不思議なパワー」の存在

これが一体、何なのか?持ち帰って研究を続けようと思いますと、またいつもの日常に戻ったそんなある日

仕事終わりに、つしまさんからまたLINEが

「今日はMEWE来ないの笑?」と

悪い冗談だろうと思い、丁重に遠慮した。

中塚さんのアジアは終わったし、それに今日は練習着なんか持って来ていない。

しかし「レンタル道着があるし、山崎さんも来て良いって言ってるよ!」という

だがね、いくらサムギョプサル屋さんで隣の食い残しを漁るこんな俺でも(詳細こちら)一ヶ月タダ同然で練習させてもらったMEWEさんに対しても乞食精神を発動させるわけにはいかねえんす。

でも、あまりも来い来いしつこいもんだから

どうせ帰り道だし「何、タダで何回も来てんだよ!」みたいな野次が飛んでくること覚悟で、それに先日までの御礼もしたいし、挨拶だけしに行こうかと

すると、実際にレンタル道着を用意して待ってくれていただけではなく

会長の山崎さんは信じられない事を口にした。

「別に今日だけじゃなくて、これからいつでも好きな時に来ても良いよ」

この御厚意に

俺はその場で入会を決めた。

こんなん言われたら、月謝払って通うしかないでしょ

ニクいよ!山ちゃん!

この一連の出来事は、俺自身だけではなく、その後の高田馬場道場およびトイカツ系列道場の柔術チームが全体的にレベルアップした要因の一端を担っていると言っても過言ではないだろう。

そして忘れてはならないのが

この物語は一人で海を渡ったつしまさんの存在なくしては生まれなかったという事だ。

そんな俺のMEWE入会劇と

前記事「悪魔のいない企業というのはこの世に存在したのだ…」において超安心企業Pieceに入ったこと

これが2013年の個人的な二大事件だ。

そして翌2014年、俺は柔術の神によってさらに導かれることになる。

つづく

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この記事を書いた人

岡市 尚士

岡市 尚士

ブラジリアン柔術黒帯。第17回茶帯全日本ブラジリアン選手権大会優勝。茶帯全日本マスターズ選手権優勝、茶帯全日本ライトフェザー級2位、JBJJF全日本マスターズ選手権マスター1紫帯ライトフェザー級優勝、全日本コンバットレスリング選手権大会/58キロ級3位、レスリング岩手県高総体/52キロ級準優勝、レスリング岩手県民体/56キロ級準優勝、レスリングジュニアオリンピックカップ/48キロ級3位と多彩な実績を持つ。

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