岡市 尚士

岡市 尚士

2017.04.02

物事を継続する事の何が良いのか考えてみた

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今日から4月!春到来!さあ新しい事を始めよう!などとそれらしいフレーズが飛び交ったところで、どうせ入会しても辞めてしまう人の多さ。

これはどこの格闘技道場も一緒だと思います。都内に店舗を出しまくっている格闘技道場界の風雲児トイカツグループですら退会者が極力出ないようあの手この手を尽くして頑張っております。

だいぶ馴染んで来たかなと思った矢先来なくなる。何ですぐ辞めてしまうんだろう?

でもそもそもですよ。格闘技に限らず物事自体が続く人ってそんなに居ない気がします。道場の中って物事が続いてる人しかいないので我々は感覚が麻痺してるんですよ多分。我々の方こそ道場の外を歩いてる人々からは「何でやってんのかな?」って目で見られてるかもですね(笑)

道場に限らず「継続する側」だとどういうところが良いんでしょう。

 

ちょっと話飛びます。

親父が昨年末、脳梗塞で倒れました。

会社経営に失敗したり母さんと別れたりと大変な事はあったけど趣味に生きる人生にシフトチェンジして、せっかく余生を謳歌してたのに。

今は早く麻雀が出来るようにとリハビリを頑張ってますが正直な話、息子である俺は親父の今回の件で「死」をとても近くに感じざるを得なくなりました。

病院に運ばれたとの連絡を受け急遽帰省し、その時お墓にも寄りました。代々のご先祖様達が眠ってます。

一番古い人だと1820年生まれのご先祖様。1820年っていったら約200年前。11代目将軍・徳川家斉(55人子供がいたと云われる)の時代です。ペリーが来る前の日本を知ってて、幕末も、明治維新も、平民苗字必称義務令って制度により岡市って苗字付けられたのも経験したはずなのでかなり壮絶な人生だったはずです。

この人から東日本大震災で亡くなった祖母まで。

代々の戒名・名前がズラーっと墓誌に刻印されています。

調べました1人1人。いつの時代に生まれて、この当時は誰と誰が生存してて、この人が亡くなった時この人は何歳だったのか。とか。

その時代その時代それぞれのカタチはあれど。人生って一瞬なんだなあ。って考えさせられます。

次、親父。

その次、俺。

まあ順当にいけばの話ですけどね。大型トラックに横から突っ込まれたりとか不慮の事故が起きないとも限らないし、また自然災害起きて今度こそ犠牲になるかもしれないし、突然大病を患うかもしれないし、駅で頭のおかしい奴の振り回す包丁に出くわすかもしれないし。

「人生は長い暇つぶしだ」なんて文言ありますけど。あんなのウソだと思います。物事を始めるのに春だろうが夏だろうが関係ありません。うかうかしてたら暇なんてつぶせないまま順番くると思います。

どうせ短い人生ですから。やりたい事やってから死んでいきたい。

心から思います。継続してきた側で良かったと。

もちろん生き甲斐を趣味に見出さない考えを否定はしませんし。人それぞれ事情も環境も性格も異なるので、やるもやらないも続けるも続けないも人それぞれで。良い悪い正しい間違ってるなんて言えないです。よそ様の人生に対して他人は口出し出来ません。

しかし少なくとも俺の人生に於いては存分に楽しんでからお墓に入りたいと思ってます。息子達よ。覚悟しておけ!父さんは好きな事やるからな。埋葬の時は頼んだ。金は残しておく(ように頑張る)

この記事を書いた人

岡市 尚士

岡市 尚士

ブラジリアン柔術黒帯。第17回茶帯全日本ブラジリアン選手権大会優勝。茶帯全日本マスターズ選手権優勝、茶帯全日本ライトフェザー級2位、JBJJF全日本マスターズ選手権マスター1紫帯ライトフェザー級優勝、全日本コンバットレスリング選手権大会/58キロ級3位、レスリング岩手県高総体/52キロ級準優勝、レスリング岩手県民体/56キロ級準優勝、レスリングジュニアオリンピックカップ/48キロ級3位と多彩な実績を持つ。

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