漆原季亮
ハイキックの蹴り方
577こんにちは。
漆原です。
今日はハイキックの蹴り方について書いていきます。
ミドルやハイなど、高い蹴りを蹴る際、股関節が詰まった感じがして蹴りにくいという声を結構聴きます。
高い蹴りを蹴るには、勿論柔軟性が大切ですが、それでも身体の使い方でカバーが出来ます。
身体の使い方のコツは、第一に、骨盤は傾かせるが、(基本の蹴り方の場合)軸はある程度保つ事。
背中を大きく傾かせた方が足が高く上がりそうではありますが、大切なのは骨盤の傾斜角度なので、ただ背中を思い切り身体を傾かせたからといって凄い足が上がりやすくなるという事はありません。むしろバランスが取れない程傾かせてしまったら蹴りにくくなってしまいます。
身体が柔らかい人は骨盤の傾斜角度も自然と大きく出来るので、綺麗な蹴りでも凄い身体が傾いて蹴っているように見えますが、骨盤を自分の柔軟性の中で最大限に傾斜させていれば、そこに加えて上半身までそれ以上傾かせる必要はありません。むしろ、身体を起こし、しっかり軸を保った方が蹴りやすいかと思います。
また、骨盤の操作と同じ位大切なのが、脱力です。
リラックスして蹴り足に力を入れず(特にお尻の横の筋肉)、慣性に任せる事が大切です。
また、最初から膝が伸びていると、途中で太ももの裏側が突っ張ってしまって蹴りにくくなるので、それも含め脱力して自然に振る事が大切です。
次に、角度です。
人によって、色々と蹴りやすい角度が違います。
柔らかい人ならどんな角度でも蹴る事が出来ますが、柔軟性に自信がないなら、自分にあった蹴り方を見つける必要があります。
身体が硬くて脚があまり横に開かなくても、前方にだったら上がる人は多いかと思います。また、反対に横には開くけど縦に開かない人もいます。
だいたいの場合、自然に前に放り投げ、当たる一瞬だけ横に向ける事が出来れば、高く蹴りは打てると思います。
それが難しいなら、ほとんど縦に蹴るような軌道のハイキックを練習するという方法もあります。
それでも、練習しても中々蹴れない場合は、やはり柔軟性が足りていないという可能性もあります。
ハイキックを蹴るためのストレッチは、股割りと前後開脚がお勧めです。
既に蹴れる人も、この股割りと前後開脚が柔らかくなると、よりスムーズに蹴りが出しやすくなりますよ！
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この記事を書いた人
漆原季亮
生年月日・・・1989/3/2 出身地・・・東京 格闘技の経歴、戦績、タイトル・・・ 少林寺拳法4年、キックボクシング5年。戦績 アマチュア:6戦5勝1敗 プロ:1戦1敗
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