木内崇雅

木内崇雅

2021.01.28

マクレガーはなぜ負けたのか？

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先週末にUFCで行われたコナー・マクレガーvs.ダスティン・ポイエーのライト級マッチ。

戦前の大方の予想は、両者一度目の対戦と同じくマクレガーの勝利の方が多かったです。

しかし、結果はマクレガーが、いま話題のカーフキックを効かれて、パンチでキャリア初のKO負け。

世界中の格闘技のファン関係者の間で衝撃が走りました！

ではなぜマクレガーは負けてしまったのか、個人的に考察していきたいと思います。

※見当違いだったらすみません^^;

大まかに敗因は三つ。

一つ目は、構え(重心の位置)が変わっていた事。

これまでの伝統派空手とアマボクを織り混ぜた中央に重心を置いたスタイルと違い、今回は前重心で(ガードもしっかりと高い)ボクシング寄りな構えでした。

意図してボクシングに偏った構えにしていたのかはわかりませんが、マニー・パッキャオとのボクシングマッチの話が進んでいたので、練習自体もボクシングの比重が多く、それが影響したと思われます。

この前重心により、強いパンチが打てるというメリットを得た代わりに、蹴りをカットしづらいというデメリットも得てしまいました。

二つ目に、前足の角度。

もともとマクレガーはかなり斜(はす)に構える構えなので、(今回少々のスタイルチェンジがあったにせよ)前足はかなり横を向く角度で構えていました。

この足の角度だとローキックへのディフェンスがしづらく、それは以前から言われていました。

マクレガーが最も名を上げたジョゼ・アルド戦(自身初のUFCタイトルマッチ)の時も戦前ではマクレガーのあの構えではアルドの得意技のローキックの餌食になるのではという意見が多かったです。

しかし、結果は13秒でマクレガーが文字通りワンパンでKO勝ち、またその後のローキッカーだったドナルド・セラーニとの試合も40秒でKO勝ちし、結局今日までマクレガーのロー(が得意な選手)への耐性は不透明さが残ったままでした。

この前足の角度のウィークポイントもあり、今回ポイエー陣営はローキックの一種であるカーフキックを作戦にしたんだと思われます。

てか、文章が長くなってしまったので、続きはまた近々書かせていただきます！

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この記事を書いた人

木内崇雅

木内崇雅

生年月日・・・1987年5月29日生まれ 出身地・・・静岡県富士宮市出身 格闘技の経歴、戦績、タイトル・・・ 総合格闘技15年、パンクラス第18回ネオブラッドトーナメント優勝、修斗ストロー級世界ランキング7位

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