菅龍太郎
井岡 VS 田中
どうも、ファイトフィットガール目黒白金店代表の菅です!!
昨年の大晦日にWBOスーパーフライ級タイトルマッチが行われましたね。
4階級王者の井岡一翔選手と3階級王者で挑戦者の田中恒成選手の日本人対決でした。
結果は井岡選手が8ラウンドTKOで下し、2度目の防衛に成功しました。
僕の予想では井岡選手の判定勝ちかなと思っていましたが、これだけハッキリと差が出るとは正直思わなかったです。
ハンドスピードとフットワークの速さは田中選手の方が優れていますし、本人も絶対的な自信を持っていたと思います。
いきなり鋭いジャブ、ワンツーを井岡選手の顔面に打ち込んでみせ、2ラウンドには再び井岡選手に右ストレートを浴びせ、左目下が早くも腫れていました。
ですが、対応力こそが井岡選手というボクサーの生命線です。
ラウンドを重ねるごとに井岡選手は田中選手のスピードに対応していきます。
対応しきったチャンピオンは距離を巧みに操りながら、ディフェンスにおいてもオフェンスにおいても優位なポジションをこまめに取り続け、田中選手にプレッシャーをかけていき5ラウンド終盤、近距離でシャープに振り抜いた左フックがカウンターとなって決まり、田中選手からダウンを取ります。
6ラウンドはさらにギアを上げていき、多彩なパンチとポジショニングで田中選手を翻弄し、5ラウンドと同じカウンターの左フックで2度目のダウンを取ります。
立ち上がった田中選手も意地を見せて正面から井岡に向かっていきますが、正面突破を許すほどチャンピオンは甘くなく、8回に左フックで田中選手が大きくグラつくと、主審が止めに入って試合はTKOで終わりました。
井岡選手がダウンを奪ったパンチはすべて左フックでした。
この試合で1番の差が出たところはディフェンスになります。
田中選手はコンビネーションや接近戦でパンチを打つ際に必ず右ガードが下がります。
それに比べ井岡選手のディフェンスは鉄壁でした。
右ガードが下がったところに合わせる井岡選手の左フックは華麗で完璧でした。
田中選手はまだまだ若いですし、これからの日本ボクシング界を背負う選手なので頑張っていただきたいですね。
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この記事を書いた人
菅龍太郎
菅です。ダイエットボクシングを中心としたサーキットトレーニングやみんなで楽しみながらワイワイする指導などを得意としています。 是非トレーニングを受けに来てみてください、よろしくお願いいたします!
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