岡市 尚士

岡市 尚士

2020.12.30

人生の忘れ物 〜安西先生、バスケがしたいです〜 「プロレス好きのバンドマンが柔術黒帯になるまで/2020年歳末特別編」

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なんてこった。

もう今年が終わってしまうではないか。

まさかこんな2020年になってしまうなんて、というのは世界中がコロナウイルスに支配されてしまったのも然ることながら

このブログもそうだ。

昨年、代々木フォレスト柔術クラブの忘年会で掲げた2020年の目標は「このクソブログをとっとと終わらせスラムダンクを読む」だった。

それが最終回まで、あと六年分くらい残っている。

完璧主義な性格が災いし自然とクオリティーが上がり知らぬ間に築いてた自分らしさの檻の中でもがいてる

といってもミスチルほどポップなものなんかじゃない

前にも言ったが、マンガ「鬼滅の刃」でいうところのヒノカミ神楽だ。

主人公・竈門炭治郎がこれを発動させると数日の睡眠を要するほどのダメージを負う。

俺にとってこのブログとはそういうものだ。

しかし今回は一息つかせてもらう。

前回「拝啓、東京のみなさま。元バンドマン 30歳、漁師見習いとなった僕です」で生まれ故郷・田の浜で漁師見習いになったばかりだけど

岩手県時代は年明けからスタートする。

俺は疲れた。

ていうか年中書くのに疲れている。

カッコつけて言うと逃げずにブログと闘っている証拠だ。でも年末年始くらいは逃げたい。

でもまあ、最終回まで残り六年分くらいとはいってもあとは岩手県時代、東日本大震災、中野トイカツ道場で従業員時代、突然妻子持ち時代

こんなもんだ。あともう少し。俺はやる。

その前の箸休めとして今日は好きに書かせて欲しい。

欲しい、って別に誰からもお願いされてるわけではないのだが、全国20人くらいの読者が居ると予想して

では始めさせていただく。

さてウィズコロナで誰もが身動き取り難かった今年2020年、個人的に大きな出来事を挙げるとするならば

「生まれて初めてスラムダンクを読んだこと」だろう

今日はマンガについて触れてみたい。

実は、俺は今まで一度もスラムダンクを読んだことがなかった。

これは別に読む機会に恵まれなかったわけじゃない。

むしろ、すぐそこにあった。なんせスラムダンク連載開始は俺が小4の頃の1990年

もろ直撃世代である。しかも週刊少年ジャンプは毎週小学生のあいだはずっと買っていた。

それなのにスラムダンクは読もうとしなかった。

ていうかスラムダンクだけじゃない

幽☆遊☆白書、ジョジョの奇妙な冒険、ダイの大冒険こち亀、シティーハンター、魁!男塾、北斗の拳

これらの作品は、俺がジャンプを買ってた時期に連載していたが一話も読んだことがない。

ジャンプだけでもこんなんだから、他の雑誌も合わせると世の中のほとんどのマンガを俺は読んでいない。

俺が40年間でちゃんと読んだと言えるのは

ドラゴンボール、ろくでなしブルース、古谷実作品、珍遊記、ジャングルの王者ターちゃん、柔道部物語、ビーバップハイスクール、ドラゴンヘッド、ちびまる子ちゃん

たったこれだけである。

そう。俺の人生にはマンガが決定的に欠けている。

俺にとってマンガとは「人生の忘れ物」なのだ。

ではジャンプ全盛期に少年時代を生きていながら

どうやって多感な時期を満たしていたのか?

そんなもんプロレスに決まってるだろ

このブログを最初から読んでいただいている方なら、分かってくださると思うのだが

俺は小学生の頃、プロレスキチガイだった。

ひと昔前ブームだったというUWF(第二次)

ナウリーダー(猪木、坂口、マサ斎藤ら)vs ニューリーダー(藤波、長州、前田ら)

業務提携していた頃の新日本vs UWF(第一次後の)

藤波・長州の名勝負数え唄、初代タイガーマスク

新日本プロレス旗揚げ戦の猪木vsゴッチ

そういう映像を収集し、そのアンダーカードで

ヤングライオン時代の蝶野や橋本!ライガーになる前の山田恵一!UWF移籍前の船木!ブロンドアウトローズに入る前の地味だった頃の後藤達俊や保永昇男!

今をときめく選手達の若手時代の姿を発見し

興奮しているような小学生だった。

そんな小学生がスラムダンクや幽遊白書に惹かれると思うかね。

やがて中学になり、バンドにどっぷり浸かったあとの人生に週刊少年ジャンプや少年コミック達が入る余地なんか1ミリもあるはずがなく

それ以降というのはプロレスとバンド

正にこのブログタイトルまんまの人生を歩んできた。

五角形のレーダーチャートで表すなら

一箇所だけグーンと抜きん出ていて、それ以外はゼロ

剣先スルメのようなカタチをした我が人生

そんな剣先スルメのような俺みたいな奴というのは、狭い世界では拍手喝采を浴びる場面が時々訪れるが、日常生活では非国民扱いされる場面が非常に多い

でもそれすら、もう何とも思わないし

そんなものだと思っているし

これからも剣先スルメのような人生を謳歌するつもりだった

そう思っていたのだが、人生の予定が狂った。

長男が2020年人気No. 1マンガ「鬼滅の刃」を借りてきた。

読んだら面白かった。

しかしそれが、これまで40年間ずっと放置していたマンガコンプレックスの痛いところを突いてきた。

こんなポッと出の、人気作品を面白いと思ったのにもかかわらず、引き続きレジェンド作品達をスルーしたままで人生を降りるということは

ものすごく損をしたままで死ぬということなんじゃないか?!

患部がヒリヒリと疼いた。

そんなタイミングで

つしまさんからスラムダンク単行本が贈呈された。

心の奥から

「読まないのか?!今しかないぞ!俺らが読めるのは!」と長髪の革命戦士らしきものが叫び

「ごちゃごちゃ言わんとスラムダンクが面白いか一番面白いんをね。決まるまで読めば良いんだよ、決まるまで!」と関西弁が呼応した

7時1分、時は来た!

ハイスパートで、スラムダンク全31巻を読んだ。

鬼滅の刃の二十倍くらい面白かった。

最終巻。絶対王者/秋田山王工業戦の終了間際

花道の放ったジャンプシュートで逆転勝ちした瞬間

読み手の俺自身もまた、40歳にして新たなる章が始まるホイッスルの音がした

それは剣先スルメみたいな人生を生きてきた非国民に与えられた特権のようなものである。

これから置き忘れてきた人生を回収する旅が始まる。

よし!来年からはマンガをたくさん読む。選ばれし者の恍惚と不安、二つ我にあり

すると、もう一方で

俯瞰的な俺がこうも言っている。

いやいや、もっと大きな出来事あったでしょ!

会社で責任者になったり

そして次男が幼稚園に入園したでしょう!

たしかに。それも大きかった。

でも違うね!

必要不可欠な物事だけじゃ人生はやっていけない。

俺はこのコロナ禍で分かったことがある。

このコロナ禍で格闘技道場は一番の不要不急と言われ窮地に追い込まれた。

この世から格闘技が無くなって死ぬほど困る人なんか居ない。仕事なんか世の中にはたくさんある。

「安西先生、バスケがしたいです」

あまりにも有名なスラムダンクでの三井寿のセリフが

俺にはコロナ禍における人々の心の声を象徴しているかのように聞こえてならなかった。

三井寿がバスケをやらなくなって死ぬ程困る人なんかスラムダンクの世界には居なかった。

彼には不良のまま生きる人生だってあったはずだ。

それでも三井寿はバスケがやりたかったし

そして俺もやっぱり格闘技がやりたかった。

ジャンプ黄金期に少年だったアラフォーのみんな

今しかないぞ?!俺たちがやるのは

さあ、始めようぜ不要不急の何かを

置き忘れてきた人生を回収する旅を始めようぜ。

おしまい

※本編の″岩手県時代編″は年が明けて、少し経ったら書き始めます。とりあえず30年遅れではじめて読む「幽☆遊☆白書」めちゃくちゃ面白い。

みなさん、良いお年を

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この記事を書いた人

岡市 尚士

岡市 尚士

ブラジリアン柔術黒帯。第17回茶帯全日本ブラジリアン選手権大会優勝。茶帯全日本マスターズ選手権優勝、茶帯全日本ライトフェザー級2位、JBJJF全日本マスターズ選手権マスター1紫帯ライトフェザー級優勝、全日本コンバットレスリング選手権大会/58キロ級3位、レスリング岩手県高総体/52キロ級準優勝、レスリング岩手県民体/56キロ級準優勝、レスリングジュニアオリンピックカップ/48キロ級3位と多彩な実績を持つ。

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