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脇役としてこの世界を去るつもりが、突然スポットライトを浴びて減量界のスターダムに、、！！

そんな俺の「レスリング式シェイプアップ・キャンプ」こと

10キロ減量合宿生活は

順調そのものでした（ｷﾗｯ）

ただし6キロ地点くらいまではね！

6キロ地点っていうと。体重62キロからスタートしたので56キロくらいまでですね。

じゃあそこまでどうやって落ちたのか！

食事、運動を中心に一日の生活スケジュールをお伝えいたしましょう。

• 起床
• マイクロバス上野号に学生服・カバン一式置いて
• 国道沿いを宮古方面にランニング
• ランニングゴール地点で上野号に拾われて学校へ
• バスの中で朝食／上野家特製ハイブリッドメニュー
• 授業
• 昼飯／上野家特製ハイブリッドメニュー
• 授業
• 部活／今年から非常勤教師として宮古商業に勤務している″元スーパー高校生″の星先輩とマンツーマンで一時間以上スパーリング
• 上野邸帰宅
• 夕飯／上野家特製ハイブリッドメニュー
• 風呂
• 喫煙
• 就寝

↑↑この生活を二週間くらいで6キロ減。

なんつったって星先輩とのマンツーマンぶっ通しスパーリングですよ。

5月で少し暖かくなりはじめてるのに道場の窓を全部閉め切って、暖房全開で、サウナスーツ着込んでやりますから。（暖房と厚着は俺の判断ですけどね）

練習前後で4〜5キロの変動があります。

あ、ちなみにこれは。その分の汗をかいたってだけですからね。

よく一般の方の中には、この発汗によって体重が落ちた状態を「痩せた〜」と思い込んでる人もいるでしょうが、これは単に身体の水分が抜けただけで、この状態をキープしてると体調に異変が起きてくる。それを世間では「脱水症状」こう呼びます。

だから水分はガンガン摂りますよ。

そして食事の上野家特製ハイブリッドメニューとは「白米／ササミまたは魚／ブロッコリー／オレンジやバナナ／プラスα」

脂も味付けも極力抑えたものなんですけど朝昼夕の三食しっかり食べます。

しっかり食べれるから部活で星先輩にボコボコにされながら立ち向かっていけるだけカラダは動くし。気力も全然あるんですよ。

↑↑このレスリング式シェイプアップ

2019年の今、思い返してみてもとても優秀だったと思うんですよね。

要は有酸素運動と食事療法を主としてやってるわけですから。

まあ窓を閉め切って暖房全開でサウナスーツを着込んで、は余計ですけど（笑）それ以外は現代に推奨しても何ら恥ずかしくない。

だから、腹にサランラップ巻いて腹筋やって「仲々痩せないな〜」って言ってるそこのあなた！そんなの意味ないですよ！

美ボディに近づきたければこれをやりなさい！レスリング式シェイプアップ！

ただ一般の方となると相手が居ないでしょうが大丈夫。

四畳半ほどのスペースの円を内向きにサークリングしながら10秒おきにタックルとバーピーの動作を繰り返す。これで充分。

星先輩とのスパーリングに比べれば雀の涙程度でしょうけど、それでも充分な有酸素運動が期待できます。

カンタンでしょ？！ほら！！

これをしばらく続ければ、人によっては相当数のシェイプアップが見込めるんじゃないですかね。

実際、俺は無理なく絞れて超ハイブリッドボディが完成しましたし。

ただ、先程も述べましたが・・6キロまではね！

この減量計画スタートと同時に部室の扉にデカデカと模造紙が貼られ

俺はコーチ陣の令でそれに食前／食後、練習前／練習後の体重を一日に何回も細かく記録していたんですが

スタート時から順調な傾斜を描いていた推移が

6キロ落とした時点で

ピタッと止まった。

何をどうやったって56キロ以下に落ちねえ。

あと4キロ。

きっと、これは俗に言う「停滞期」なんだろう。関係者は口々にそう言いました。

また俺自身も完全に身を委ねていたので楽観的に考えてました。

なんせ今回の減量計画というのは

春休みに感染症の危険を顧みず全く見知らぬ土地の鍼治療院に駆け込まざるを得なかった健太君とか。無茶な減量を繰り返してきた先人達みたいなハイリスクで命の危険さえあった

そんな、いわば昭和スタイルからの脱却！

無理なく、筋肉だけを残して脂肪だけを落とす！

ハイブリッドで意識の高い

新時代への大航海プロジェクトなんですよ。

それの実験台的モニターを担ってるからには。今56キロで停滞してるけど、プロジェクトの指示通りに出された食事なら俺は遠慮なく食うし。

まー、もしそれで失敗したらしたで。プロジェクトの指示通りやりましたけどダメでした！で。責任の所在が自分ではないっていう、そういう卑怯な気持ちもあり（笑）

ていうか、そもそも今回の減量って俺自身が望んだものじゃねし。「友達を地獄に差し出した」レッテルを貼りたくないから引き受けただけで。

だから、食って良いって言うんだったら停滞してようが関係ねえ。俺は食う。減量の忖度なんかしねえ。

そしてこの毎日のハイブリッドメニュー

嫌いじゃない。

最近じゃ昼休みに上野先生のところにこのハイブリッド弁当を取りに行くのが一日で一番の楽しみになりつつある。

模造紙の体重推移グラフは今日も相変わらずほぼ水平のままではありますけど。

まーなんとかなるっしょ！

しかし今考えると、これって停滞じゃなくて

限界だったんじゃないかなって。

おそらく人間って。

その人その人が生きるために最低限必要な体重ってあると思うんですよね。

俺の場合それが、この停滞してると思われていた56キロくらいなのかなと。

これ以上落とすと命の危険がある。脳が身体にそう命令していた。

こうなってくると、いくらハイブリッドだ、意識高い系だとか言っても、身体の神秘の前には勝てないんだなぁ。

そんな事を思わされたのは。

昼休み、いつも通りに上野先生のところにハイブリッド弁当を取りに行ったら

渡されたのは

スナックタイプのカロリーメイトたった一箱。それだけ。

それは。

新時代への大航海プロジェクトのはずが

やっぱり昭和式へ舵を切り直した事を告げるシグナルでした。

つづく

次回「危険！ダメ絶対！と言われているダイエットをやると一体どういう症状が起きるのか？自分のカラダを使って実際にやってみたよ」←読めます。

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