こんにちは。大野です。今回は、初習者が覚えるとためになりそうな極技を紹介しようと思ったのですが、既に中野代表・整骨院院長の寒河江さんが『寝技初心者にオススメ!極技3選!』という優良な記事を書いていたので、そちらを読んでいただければと思います。
よって今週のブログ内容は以上になります。
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…というのは冗談で、寒河江さんと被らないように別の有用な技を紹介します。
①腕挫腕固(うでひしぎうでがため)
相手の手首を首と肩でロックし、膝で相手の肩をロックし、相手の肘を両手で圧迫して極める技。
肘関節を極める技のポイントが詰まっています。しっかりとした支点を作り、力点である肘を適切な角度で押しましょう。
これができればほとんどの肘関節技はうまく極められるようになると思います。
②肩固(かたがため)
要は手で絞める三角絞め。三角絞め系の技の大切なポイントが詰まっています。見た目は簡単そうですが、ポイントを外すと頑張って絞めても大して効きません。逆に、きちんとポイントを抑えれば、少しの力であっさり極める事ができるようになります。相手の腕を顎の前に流す。うまく頭を使って流した腕を押し、相手の僧帽筋で一方の頸動脈を絞める。相手の首に回した腕の上腕部でもう一方の頸動脈を絞める。などの点を最初は意識して打ち込みましょう。
個人的にはマウント→サイドポジションからだけでなく、ガードポジションからでも極めることができるようになれば合格かと思います。
③アンクルホールド(あんくるほぉぅるど)
トーホールド。レスリングで、相手の脚をクロスして腕でひっくり返す技とは同じ名前で別の技です。
相手の足の甲を手で掴み、もう一方の手を相手のアキレス腱側から回して自分の手首を掴み、捻転して足関節を極めます。
相手の足を持っている方の手で頑張って極めようとしてもあまりうまくいきませんが、手首を持っている方の腕を正面を向くように捻るとよく効きます。相手の大腿部をしっかりと脚でロックしないと回転して力が逃げてしまいます。
大腿部を脚でロックするのはアキレス腱固めやヒールホールドなどの脚を極める技に共通の重要な技術です。また、腕の組み方や捻り方などは、腕がらみなどの関節をテコの原理で外旋、内旋する技術にも応用できると思います。
以上の技はポイントを外すとあまり効きませんが、うまくかければ弱い力でも充分極められるという特徴があります(ほとんどの極め技がそうであるような気もしますが)。これらの技をしっかりと習得することにより、他の技の冴えも抜群に良くなると思いますので是非試してみてください。
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この記事を書いた人
大野真人
池袋東口で主に総合格闘技クラスとグラップリング(寝技)クラスを教えています。 総合格闘技、柔道、伝統空手、ブラジリアン柔術、日本拳法の格闘技経験があります。 トイカツ道場の元会員で、当時から主に昇侍先生に総合格闘技を教わっていました。 クラス以外でもシステム開発課長、事務員として勤務しています。
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