上念 司
文化放送『おはよう寺ちゃん』で言いそびれた話
今朝の文化放送『おはよう寺ちゃん』をお聴き下さった皆様、ありがとうございました。
本放送を聞き逃した方は、Youtubeにいろんな人がアップしてますんで検索して聴いて下さいね。
さて、今朝は勝手に加計学園特集をやってしまいましたが、まだまだ言い足りないことがあったんでこの場を借りてかいておこうかなと思います。この問題の本質はハッキリ言ってフェイクニュースです。嘘と煽りによって選挙で選ばれた国民の代表を引きずり下ろしていいのかという民主主義の根幹に関わる問題だと思っています。だから、テレビや新聞の報道を見てなんとなく「権力者は狡いことやって儲けている」なんて印象操作されちゃダメです。白黒ハッキリ付けましょう。
まずは事実を押さえておきます。
1.獣医学部は50年以上新設が認められていなかった
2.加計学園は特区制度を利用し久々に獣医学部の新設を認められた
3.加計学園の理事長と安倍総理は個人的に親しい関係だった
1から3を雑につなげると、「きっと安倍総理が便宜を図ったに違いない」というマスコミ報道の短絡的なストーリーになります。しかし、事実は全然違います。
1は文科省と既存の獣医学部を持つ大学と獣医師会のズブズブの癒着による既得権益です。
文科省は新規参入を規制する代わりに天下りを受け入れさせてました。
しかも、法律に違反して獣医学部の新設を門前払いする告示まで出していたのです。
行政を歪めていたのは文科省。前川こそがその張本人でした。
2は加計学園が10年以上に渡って働きかけていたことです。
いまの特区制度の前の構造改革特区のころからずっとです。
ちなみに、第1次安倍内閣の時も働きかけたのですが門前払いを食らっております。
むしろ、民主党政権になってから特区制度を利用して新設を認める方向の議論が始まりました。
当時、朝日新聞は民主党政権は岩盤規制を打破する素晴らしい試みをしていると加計学園の獣医学部新設を持ち上げていたんです。
3は事実ですが、だからといって便宜を図った証拠はどこにもありません。
だいたい、特区に関係する議事録はすべて公開されてますし、当事者であった元愛媛県知事の加戸さんだって国会で証言しております。自民党の小野寺議員や青山議員の質問においても、極めて丁寧に時系列、事実関係の証言を引き出しています。
ところが、マスコミは「丁寧な説明」を報じないで、蓮舫のどーでもいい質問に対する安倍総理の勘違いを繰り返し流すわけです。仮に安倍総理が加計学園のことを事前に知っていようがいまいが、特区の議事録みれば総理が口挟む余地がないことは明白なんです。本来マスコミの調査機能というのはそういうところを「丁寧に」調べて報道することじゃないんですか?報道責任の放棄と言っても過言ではありませんね。
私も地上波のテレビに出た経験があるので分かりますけど、テレビの作り手は「中学校2年生にも分かるようなコメント」ばかり要求します。これって視聴者をバカにしていると思います。しかし、そんな雑な説明に乗ってしまう視聴者側にも責任はあると思います。今回の一連の騒動について、マスコミが問題なのはその通りですが、視聴者側も大いに反省すべきかと。
私の意見に賛同していただける方はぜひこの記事を拡散して下さい。
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この記事を書いた人
上念 司
経済評論家 著作:『経済ニュースのウソを見抜け http://a.r10.to/hpY7cY 』 『売国経済論の正体(徳間書店)』『日本は破産しない! (宝島社)』 『「日銀貴族」が国を滅ぼす(光文社新書)』『デフレと円高の何が「悪」か(光文社新書)』 他
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