上念 司
朝日新聞はなぜ証拠を出せないのか?頑張れ朝日(棒)
※写真は本文とは関係ありません。
森友学園の土地売却に関する決裁文書が書き換えられたと報じた朝日新聞。
根拠となる文書を「確認」したとのことですが、「確認」した文書そのものはずっと隠しております。
役所の決裁文書は要するに稟議書と同じなんで、本当に改竄したとすると8つぐらいハンコを貰いなおさないといけません。
本当なら財務省の組織的関与ってことになりますよね。
だから、改ざんされる前後の文書を見比べれば一発で分かるんです。
朝日新聞は自分でそれを「確認」したと強弁するのですが、なぜかその決定的な証拠を示しません。
そのことをネットで追及されると、こんな訳の分からない記事を出して議論を混乱させようとしています。
森友文書、項目ごと消える 貸付契約までの経緯:朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/ASL385T4VL38UTIL03N.html
証拠となる改竄前後の2枚の文書を掲載すれば終わりなのに、いったいこの記事は何がいいたいの?
そもそも、森友学園の土地売却に関する決裁文書は複数存在します。
昨日の和田政宗参議院議員のブログで明らかになってしまいました。
和田政宗『朝日新聞さん、まさか文書を取り違えてはないとは思いますが。。。』
https://ameblo.jp/wada-masamune/entry-12358581892.html
「売買契約の決裁文書」とは全く別の文書である「予定価格の決定の決裁文書」の少なくとも2つの決裁文書が存在してるんです。これは昨日の毎日新聞の記事でも確認されているので事実でしょう。
森友文書:別文書に「特殊性」の表現 国会開示にはなし – 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20180308/k00/00e/040/287000c
たぶん、毎日の記事は「疑惑が深まった!」を狙ったんだけど、期せずして決裁文書が複数あることを露呈してしまいましたね。そして、森友学園の土地売却に関する決裁文書といっても1つじゃないってことがこれで確定。そして、この時点で最初の朝日新聞の記事の問題点が明らかになりました。何で最初から決裁文書はいくつかあるってことを説明してないの?まさか隠そうとした??
そもそも、役所の決裁文書は稟議書と同じなんで、上司から修正を命じられて書き換えられることは頻繁にあります。そのプロセスを経て、最終的な決裁文書に落ち着くわけです。なので決裁前に複数のバージョンが存在するのも当たり前。つまり、複数の決裁文書に複数の決裁前の文案があるのも当たり前ってことになります。朝日新聞は複数の決裁文書と、それらに関連する複数の文案を意図的に取り違えて「文書が改竄されている!」って疑惑をでっち上げようとしてない?吉田調書の時と全く同じ手口ですよ。あれも政府から原本が開示されないと見込んで「吉田所長の命令に反して所員が逃亡した」という捏造をやらかした事件です。一度そういうことやって、しかも全然反省していないのが朝日新聞。慰安婦問題なんて30年以上捏造報道を放置してますから。二度あることは三度あるって考えるのが普通でしょ。ベイズ確率的にもこっちの可能性が高い。
そして、ネット上で朝日新聞を擁護して「政府が証拠を出せー!」と言ってる連中の知的レベルは最低です。先に主張する人が何の証拠も示さず憶測で決めつけていいわけ?それで決めつけられた人がそれを否定するための証拠を示す?文化大革命時代の政治犯みたいですね。あなたの祖国ではそれが正しいのかもしれないけど、日本ではそういうことは許されません。疑惑があると主張するからには、それを証明する証拠を示す必要があります。朝日新聞も例外ではありません。
ちなみに、もし先に憶測で決めつけていいなら、私は立憲民主党が支那共産党のスパイだと決めつけたいと思います。彼らはそういう疑惑を持った人が全員納得するまで証拠を出す義務がある!ってことになりますよね。あー楽でいいわ。自分がどれだけ恐ろしい主張をしているのか全く気付いてないし、相手が政府だと無意識にダブルスタンダード。設定がいい加減なドラマを見ていて思わず「こんなの見てる奴バカじゃね?」ってツッコミたくなる時ありますよね。まさにアレです。
しかし、実を言うと私としては朝日新聞が正しいことを証明できた方がいいと思ってるんです。財務省に大ダメージを与えて少しでも増税延期につながるなら、日本の国益としてはそっちの方が大きいんでw
だって、毎年40万部減り続けている新聞が今潰れようが、5年後に潰れようが結局同じじゃない。
それなら来年10月に日本経済をぶっ潰すかもしれない増税が少しでも止まる方向に持っていった方がいいと思うんです。
朝日新聞に心からエールを送りたい(棒)
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この記事を書いた人
上念 司
経済評論家 著作:『経済ニュースのウソを見抜け http://a.r10.to/hpY7cY 』 『売国経済論の正体(徳間書店)』『日本は破産しない! (宝島社)』 『「日銀貴族」が国を滅ぼす(光文社新書)』『デフレと円高の何が「悪」か(光文社新書)』 他
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