肩こりや腰痛、動きづらさは、一時的に改善しても繰り返してしまうことがあります。
その背景には、身体そのものだけではなく、身体を「守ろう」とする反応が関係していると考えられています。
人は危険やストレスを感じると、自律神経やホルモンの働きによって瞬時に身体を構えます(SAM軸・HPA軸)。これは本来、身を守るために必要な反応です。
しかし、その状態が長く続くと、身体は必要以上に緊張し、動きにくさや慢性的な不調につながることがあります。
また近年では、ポリヴェーガル理論において、人は相手の表情や姿勢、声などから無意識に「安全か危険か」を感じ取る働き(ニューロセプション)があると提唱されています。
そのため、自分の緊張は周囲にも伝わり、お互いに身体を構えやすくなる可能性があります。
※この理論については現在も研究・議論が続いています。
そんな身体の仕組みを、古くから実践を通して扱ってきたのが武術です。
武術では、「勝とう」「力で動かそう」と力んだ瞬間も、「怖い」と萎縮した瞬間も、身体は同じように構え、本来の動きを失うと考えます。
反対に、余計な構えがほどけることで、身体は自然な構造を取り戻し、無理なく動ける状態へと変化していきます。
このセミナーでは、身体を無理に鍛えるのではなく、
- 必要以上に力まない身体の使い方
- 身体を守るための自然な姿勢
- 人との接触でも崩れにくい身体の状態
- 日常生活やスポーツにも活かせる動き
を、実際に身体を動かしながら体験していただきます。
武術は「戦う技術」と思われがちですが、その本質は必要な時だけ反応し、必要がなくなれば自然に力が抜ける身体を育てることにあります。
身体本来の動きを取り戻すヒントを、ぜひ体感してください。


この記事を書いた人
千葉明寛
武術と軍隊格闘術を勉強しています。皆様の役に少しでも役に立ちたいと思っています。
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