布施元也
”2番目”の選手 その2
こんにちは!ファイティングラボ大宮、ファイティングラボ新座AKZAで勤務しております、布施元也です。
前回のお話、試合に出場する選手のサポート役「セコンド」がどういう役割をしているか、
の続きです。
今回は試合中のセコンドの仕事についてお話します。
まずは花道の奥でスタンバイ、最終確認と気合注入します!
コールされたらいよいよ入場です!
リング中央で相手選手と向かい合います。
この時に相手選手を観察し実際向かい合った時の体格差や身体のハリなど見ておきます。
試合開始!1ラウンド目は様子を見させることが多いですね。
事前に用意してきた作戦がハマるかどうかは最初の立ち上がりにかかっています。
実際に向かい合っての距離感だったり、イメージと違った部分を修正するようリング下からアドバイスを送ります。
アドバイスするときの声の出し方、タイミングも大事です。
ただ大声を張り上げても周囲から様々な声が入るので届きません。
声色を変えたり、静かになる一瞬を狙ったりと選手に伝わりやすいよう工夫します。
また、直接向かい合っている選手と違って相手の挙動をすべて見れるのでここでも有効な攻撃や相手が何を狙っているかなど情報収集が非常に大事です。
ラウンドが終わるとコーナーに選手が帰ってくるのでこの時が一番忙しくなります。
チーフセコンドというメインのスタッフがリング内に入り給水しながらラウンド中の修正点やラウンド中に得た情報を伝達します。
インターバル一分という限られた時間の中でいかに要点を伝えるか、非常に頭を使う場面ですね。
キックボクシングは肘打ちもあるので切られた場合止血も行います。
また、サブセコンドという補佐役はアイシングしたりマウスピースをゆすぐなどの作業を行います。
そしてラウンドが始まると選手を送り出し、リング下へ。
またラウンド中の状況を見ながらアドバイスを送ります。
これを最終ラウンドまで繰り返します。
とても気を遣う仕事ですが選手が勝った時の喜びは何ものにも代えがたいですね!
そんなわけで僕は10/4(金)KNOCKOUTという大会でセコンドをしてきます。
ちなみに「セコンド」という言葉の語源をネットで調べたら、
「昔のボクシングの試合では試合を待つ次の人が補助に入っていて、
次の試合の人(second)が語源になった」とありました。
本当かどうかは解りませんが笑
僕としては選手と一緒に戦う”第2の選手”だと思っています!
ここまで読んで下さってどうもありがとうございました。
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この記事を書いた人
布施元也
埼玉県内の店舗で勤務しております。 格闘技は生涯スポーツだと考えています! 格闘技が皆さんのライフワークになるよう一生懸命レッスン致します! 一緒にキックボクシング楽しみましょう!
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