漆原季亮

漆原季亮

2017.12.13

試合に必要な体力とは

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こんにちは!
西日暮里店副代表の漆原です。
普段は主に西日暮里店、他にも月により代わりますが、秋葉原店や田町店で勤務をしてます。

私事ではございますが、先日の12/10(日)に試合があり、なんとか判定で勝利出来ました! 応援しにいらしてくれた皆様、本当にありがとうございます!

プロ二戦目、前回は1R速攻KO負けという苦々しい思い出になりました。それを反省し望んだ今回の一戦、勝って嬉しいは嬉しいのですが、反省と後悔と課題が多い試合となりました。
他のトイカツのインストと比べ、私なんかが指導していていいのか、そんな資格あるのかと思ってしまいます。
なので、今回の反省や見つけた課題を胸に、今後とも練習に励んでいきたいと思います!

私自身今回の試合で痛感した至らぬ点はテクニックやメンタル、試合慣れ、スピード、フィジカルの強さなど多岐に上りますが、今回はスタミナについて。

最初ドクターチェックで心拍数を計り、選手の中で心拍数が最も低かったらしく、ドクターから「トップランカーと同等以上のスポーツ心臓だね。相当走り込みしてるでしょ?」と言われ、かなり嬉しかったです。
(※健康な人の心拍数が低いということは一回の心拍における血液の拍出量の多さを示しているため、スタミナを測る上での指標の1つとなります)

しかし、試合中結果はバテバテ。
3R目はかなりキツく、傍目からも明らかなスタミナの低下が伝わってくるほどでした。
一方、自分よりスピード、手数が圧倒的に多い選手同士が3分3R互角の戦いをしても、自分程のスタミナ低下が見られない場合もあります。
では、試合におけるスタミナとはなんなのか? どうすれば鍛えられるのでしょうか?

今回はそれを、私自身の考察も交え、様々な観点から見ていきたいと思います!

①有酸素トレーニング

1つ目は基本的な有酸素能力を向上させるトレーニング。
例えば長時間のゆっくりとしたロードワークなどのトレーニングは全身の毛細血管の量を増やし、糖や脂肪からエネルギーを取り出す反応に関係する酵素の量が増え、有酸素的なスタミナの向上に効果があると言われてます。これも試合中に必要となるスタミナトレーニングの基本といえるでしょう。
しかし、試合は咄嗟の動きやラッシュ、組みなどで一気に消耗し心拍数が跳ね上がる時があり、この能力だけでは不十分といえるでしょう。

②無酸素トレーニング

2つ目は無酸素能力を向上させるトレーニング。例えばダッシュとジョグを挟んだインターバル走や、ラッシュの打ち込みなど。こちらも実践的なスタミナトレーニングの基礎といえるでしょう。
心筋や呼吸筋の強さが鍛えられる他、高強度な運動をした際に多く発生する乳酸を速やかに除却(エネルギーとして利用)する能力が上がります。また、一度上がった心拍をすぐ戻し次の運動に備えるトレーニングにもなります。 (※ミット打ちやある程度のキツイ速度での中距離ランはどちらの性質も併せ持ったトレーニングで、こちらも必須です)

先ずは上記が基礎にあります。
今自分が行っているトレーニングは上記のどこに該当するか当てはめ、自分の長所と短所を見つけたり、新しいトレーニングを探してみるといいかもしれません。

しかし、試合のスタミナに関係する能力は上記だけではないと、改めて痛感しました。
(※もちろん上記も足りていないことも私の失速の原因ですが)
なので、下記にその他としてスタミナに関係するであろう能力を記します。

③その他

・フィジカルやバランス


格闘技はコンタクトスポーツです。相手と接触する場面が多々あります。その際フィジカルが弱かったり、簡単にバランスが崩れていたら、スタミナロスの原因になります。

・メンタルトレーニング


過度な緊張もスタミナロスの原因です。過度な緊張は呼吸を浅くしてしまいます。また、身体の動きを固く、遅くしてしまうので、試合の流れを悪くしてしまい、それがまたスタミナのロスに繋がります。

緊張状態とリラックスとを適度にコントロールし、試合中に自身の持つ力を最高に引き出すこともスタミナを維持させる秘訣でしょう。(そういえばメンタルトレーニングの本を持っていたので読み返してみます)

・テクニック
一口にテクニックといっても様々ですが、フェイントやコンビネーション、ディフェンス、受け返しなどのテクニックで試合を自分からペースで優位に進められればスタミナの消費は抑えられます。逆にテクニックで相手にペースを握られるとスタミナの消費は高まります。

また、力任せの攻撃より理にかなったスムーズな攻撃は速くて強いだけでなく、スタミナ消費も低いでしょう。

他、試合中フェイントや圧力をかけつつ、休んでるように見せずに呼吸を戻すのもテクニックの1つです。

今回はここまで。
上を意識しつつ、私も練習に励み、次の試合までにレベルアップしたいと思います!

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この記事を書いた人

漆原季亮

漆原季亮

生年月日・・・1989/3/2 出身地・・・東京 格闘技の経歴、戦績、タイトル・・・ 少林寺拳法4年、キックボクシング5年。戦績 アマチュア:6戦5勝1敗 プロ:1戦1敗

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