川路大樹

川路大樹

2025.12.07

スパーで被弾判定がないと何が起きる?ディフェンスが育たない理由

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インストラクターの川路です!

秋葉原と門前仲町でキックボクシングと総合格闘技(MMA)の

指導をさせていただいてます!

伝統派空手をやっていたので主に打撃の指導が得意です!

上達したいと思っている方のご来店をお待ちしています。

マスやスパーリングでよくあるのが、「当たったのに気づかない」「被弾してから打ち返す」

というパターンです。

練習は“過程”、試合は“結果”なので一概に悪いとは言えません。

実際に多少の撃たれず良さや強い気持ちは大事ですからね。

しかし、普段から被弾判定がないスパーは諸刃の剣です。

・練習内で後出しが上手くても、実戦では 先に打たれてKOされるリスクがある

・先に打った側も被弾する可能性が高く、場合によってはケガする

・特に力加減ができない人は危険

練習では有利に見えても、実戦では完全にリスクしかないのです。

■ 被弾判定がないとディフェンスが育たない

被弾判定が曖昧だと…当てられたことに気づかない、だからフォームや動きを修正できない結果、

ディフェンス技術が伸びません。

スパー(特にマススパー)は攻撃よりも ディフェンス力を伸ばす場。
ここを放棄すると、試合で致命的に差が出ます。

■ 後出しじゃんけん的スパーは実戦で不利しかない

後出しスパーは一見カウンター上手に見えますが、実戦では成立しません。

被弾した瞬間にポイントや流れを失う、ダメージが蓄積する。最悪、先に打たれてKOされることもありえます。

練習で後出しが有利に見えても、実戦では先に被弾して不利になるのです。

■ 嫌われる理由:練習効率の低下とケガのリスク

試合に出る人にとって、被弾判定がない相手とスパーするメリットはほぼゼロです。

先に打ったほうが被弾する/場合によってはケガ
→ 特に力加減できない人は危険

軽く当てても認識されない
→技術確認にならず、練習効率が悪い

毎回後出しの返し
→ 攻撃を止めて安全に配慮してくれている場合は強度が不必要に上がり、練習環境が荒れる

結果、試合勢・実戦勢から避けられ、上手い人とのスパーも減ってしまいます。

■ 被弾判定は自分と相手のため

被弾判定がないスパーは、

・ディフェンスが伸びない

・後出しがクセになる

・実戦で弱くなる

・試合勢から嫌われる

・ケガのリスクがある

逆に、軽く触れても被弾を認めるだけで、安全で効率の良い練習になります。

■ 締め:一発ももらわない意識でスパーリング

被弾判定がないスパーは自分にとっても相手にとっても練習になりません。

だから、マススパーリングでは一発ももらわないくらいの気持ちでディフェンスを意識しながら安全に丁寧に行いましょう。

この意識が技術向上と信頼を同時に手に入れる最短ルートです。

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