昇侍
後楽園ホールが揺れた試合
皆さんこんにちわ!
大変お世話になっております。
昇侍(しょうじ)です!
最近、InstagramやTwitterのフォロワーが増えたのでなんでかなと思ってたら、
私が主戦場としている総合格闘技イベントDEEPが
YouTubeで過去の試合の放送を流していて
その中に自分の試合もあったようで、その影響でした。
その試合は自分が一度、格闘技業界から離れる、切っ掛けにもなった壮絶な試合でした。
2013年6月15日、後楽園ホール。
後楽園ホールで初めて金網を設置した興行でのメインイベント。
対戦相手は
のちにアメリカUFCで大活躍する事となったコリアンスーパーボーイ こと
「チェ・ドゥホ」
当時からその才能は秀出ていて、日本で1番最初に衝撃を与えたのが
2011年10月29日
DEEP CAGE IMPACT 2011 in TOKYO
で
五味隆典選手のスパーリングパートナーとして紹介され、
プライド武士道にも参戦経験もある
元DEEPライト級王者 帯谷 信弘選手を
ドンピシャの飛び膝蹴りをヒットさせ倒しました。
日本総合格闘技界に衝撃が走ります。
これで超新星チェドゥホの実力が認められる事となり
続く同年12月16日DEEP 56 IMPACT
では、
プライド武士道で活躍し
年末の男祭りでは
あの五味隆典選手
との対戦経験もある
石田光洋選手が挑みます。
さすがに経験豊富で高速タックルを得意とする石田光洋選手には勝てないだろうといわれていましたが
1ラウンド序盤
またも飛び膝でKO
もはやチェドゥホに立ち向かえる日本人選手はいない。
そのようなムードになっていきました。
翌年の2012年8月18日
DEEP 59 IMPACTでは
梅田恒介選手をカウンターの右ストレートで
KO。
翌年2013年2月16日
DEEP 61 IMPACTでは
長倉立尚選手をTKO
もはや日本人では太刀打ちできないのではないのか?そう言われ
この頃くらいからUFCとの契約も噂されていました。
そんな時にDEEPの佐伯代表から
連絡があり
「(2013年) 6月13日で後楽園ホールのメインイベント チェドゥホとの対戦しないか?」
と言われたので即答で
「やります」
と答えました。
相手はUFCからも声がかかるほどの超大物。
願ってもない大チャンスだと思いました。
俺がチェドゥホ倒してUFCにいってやるぜ👊
それくらいの気合いでした。
とは言え実力も実績もポテンシャルも
はるかに格上です。
普通にやっては勝てない相手。
チェドゥホのリーチの長さと抜群の距離感、得意の間合いから打つ右ストレートは、
天才的でした。
対戦相手はみな
「右ストレートが見えない」
と言っていたそうです。
なので作戦としては、距離を測らせないように序盤から間合いを潰してガンガン前に出で
乱打戦に持ち込む事でした。
相手の得意な中間距離で闘わず、
距離を詰め自分の得意な距離で闘う。
試合中は何があっても絶対に下がらない。
実力が勝る相手に気持ちで引いたら負ける。
相手を挑発してでも前に出る。
意識がある限り攻め続ける。
殺れる前に殺ってやる。チャンスは絶対にくる。
そう信じ混んで、毎日練習し、試合に挑みました。
作戦は見事にあたりプレッシャーをかけ続け、乱戦に持ち込み
ずっと練習していた
左ボディからの左フックが
チェドゥホの顎を捉え
グラつかせます。
その瞬間、割れんばかりの大歓声がおこり
後楽園ホールが揺れるというのはこういう事なんだろうと思うくらい地響きのような大歓声が自分の背中を後押ししてくれました。
チャンスは今しかないと思い仕留めに行こうとしますが
チェドゥホはヨロつきながらも応戦し、徐々にダメージを回復させます。
攻め続けないとやられると思い
とにかく攻め続けますが、
今度は僕がチェドゥホのカウンターの右ストレートをまともにくらいます。
皆が言う通り、全く見えず
自分が攻めていると思った
次の瞬間
目の前にマットがありました。
一瞬訳がわからず、攻めてくるチェドゥホにしがみつきなんとか追撃を防ぎます。
その後も被弾をしながらも、
攻め続け
1ランウンドは終了しましたが、
ダメージも体力の消費具合いもかなりのものでした。
第2ラウンドに入り
チェドゥホは打撃を警戒したのか
タックルでテイクダウンを狙ってきました。
が、ストライカーの付け焼き刃なタックルくらいは捌ける自信はあったので、
タックルを切り
逆に得意の膝蹴りをボディに突き刺し、
これもかなりの手応えがありましたが
追撃を許さず、接戦が続きますが
不意に無警戒だった下からの蹴り上げを顎にモロに食らってしまい
意識はあるものの、全身に電気が走ったように力が入らなくなり倒れ込んでしまいます。
身体は動かないものの、追撃をもらわないように顔面を守りながら、体勢を立て直して、
反撃します。
しかし、最後はカウンターの右のストレートをモロに食らってしまい、完全に身体が動かなくなり
「もうダメだ」
と思いマットをタップしました。
試合は敗れたものの格闘技関係者の方々から高く評価をされましたが、
試合後のダメージは相当重く、
病院でCTやMRIでは脳に異常はないものの
試合後3ヶ月を超えても頭痛が取れず
半年以上は掛かったと思います。
勝てば未来も見えましたが、もともと負けたら終ろうと思っていて、負けてしまったので、格闘技を辞めようと決意し、僕はラーメン屋の道を選んだのでした。
一方チェドゥホは僕との試合後、
噂どおりUFCと契約、
UFCでも3試合連続の1ラウンドKOという
快進撃をし
第4戦でUFC206では
UFC世界ランキング4位の
カブスワンソンと対戦し
敗れはしたものの激闘をし
2016年のUFCの年間最高試合に選ばれ
コリアンスーパーボーイ
「チェドゥホ」
が世界的に有名になりました。
自分で言うのもなんですが、
日本人総合格闘家としての意地を持って、死に行くつもりで強敵と闘った試合でした。
あれから7年立ちますが、こんなチャンスで強い相手と闘える時がもう一度来ることを願いながら、また日々のトレーニングに打ち込み
日本の格闘家、侍として日々 心も身体も鍛えて続けたいと思います。
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この記事を書いた人
昇侍
生年月日・・・1983年4月24日 出身地・・・三重県名張市 格闘技の経歴、戦績、タイトル・・・初代ライト級キング・オブ・パンクラシスト
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